左:ピンチイン操作。指の間隔を狭める(表示を縮小する)。右:ピンチアウト操作。指の間隔を広げる(表示を拡大する)。
なお、今回のアップデートにはOS自体のバージョンアップは含まれないので、OSはAndroid 2.1のままとなる。あくまでも機能面の改善が内容のバージョンアップで、具体的にはマルチタッチがサポートされる。Xperiaはこれまでマルチタッチが不可能だったが、ソニー・エリクソンは擬似的に実現する方法を編み出し、実現に成功した。これにより、2本指を使ったズーム操作ができるようになる。一般に「ピンチ操作」と呼ばれるもので、2本の指で画面にタッチし、指の間隔を開いたり、狭めたりすることでズーム処理を行う。
とはいえ、マルチタッチに対応するアプリは一部のものに限られる。プリインストールされているもので対応するのはウェブブラウザ、Google マップ、Office Suite、Moxierメール。ただし、Google マップでは2本指によるマップの回転操作はできない。あくまでもピンチ操作によるズーム処理のみだ。
一般のアプリでのマルチタッチ対応はどうなのだろうか? これはアプリによるようだ。特に支障なくマルチタッチ可能なものもあれば、そうでないアプリもあるという。そのため、これらの一般アプリに関してはサポート対象外とされている。3本指でのマルチタッチ操作にも対応しない。
マルチタッチ対応の他、今回のソフトウェア更新ではいくつかの不具合も解消される。電話帳アプリが起動しないことがある問題や、spモードメールアプリで新規メールを作成するときに宛先選択において電話帳を参照するときに端末がフリーズすることがある問題などが対処される。
UPDATE
「spモードアプリ」を「spモードメールアプリ」へ修正。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース
文書中に「spモードアプリ」とありますが、「spモードメールアプリ」の誤りだと思われます。
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