参考図(NTTドコモ報道資料より)。クリックして拡大。
左図:音声接続料の推移、右図:パケット接続料の推移。
この事業者間接続料の引き下げは、ユーザーに即座に直接的な利益をもたらすとは限らない。すなわちユーザーの携帯電話料金の引き下げが連動して行われるものではない。ユーザーが支払う料金は他の通信事業者の接続料が影響するため、NTTドコモ単独の引き下げ影響が直接ユーザーの層まで下りてくるとは限らない。ソフトバンクモバイル、KDDIが追随して接続料を引き下げれば、全体的に携帯電話料金が安くなる可能性に繋がるものとみられる。とはいえ、今回のNTTドコモの値下げは下げ幅を考えても大きな展開といっていいだろう。
接続料金の改定は毎年行われており、少しずつ下がってきた。
新料金は同一区域内での音声接続料が1秒あたり0.087円、区域外が0.105円になる。これは2000年と比較すると3分の1程度になる。2000年4月にはそれぞれ0.254円/秒、0.320円/秒だったからだ。それが徐々に引き下げられ、同一区域内では0.1円/秒を切り、0.087円/秒になった。パケット接続料も同様に引き下げられている。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース