NTTドコモは2010年度のスマートフォン販売台数目標を当初100万台としていたが、昨年末の時点でこの数字を突破していることが明らかになった。ロイター通信が14日にNTTドコモ副社長、辻村清行氏のコメントから伝えている。100万台突破は2011年1月から3月までの3ヶ月間を待たず、余裕を持って達成されたわけだが、勢いとしては残る3ヶ月でさらに100万台が上乗せされる可能性がある状況だという。とはいえ、NTTドコモの2010年度販売台数目標はとりあえず130万台への上方修正に留められている。
これは9日に開催されたAndroid開発者向けイベント「Android Bazaar and Conference 2011 Winter」でも話されたことであり、同イベントで講演を行ったNTTドコモの山下哲也氏(スマートフォン事業推進室アプリケーション企画担当部長)は昨年秋以降の勢いは驚くべきものだったと述べていた。春、夏を通した販売台数に迫る数を11月以降の僅かな期間で記録したということだった。
そして実際には4月から9月までの販売台数は約60万台だったようだ。
その後、10月下旬に「GALAXY S」が発売になり、11月以降「LYNX 3D SH-03C」「REGZA Phone T-01C」などのヒット商品がリリースされた。これらの機種は2011年に入っても人気にかげりが見られず、勢いは落ち込んでいない。今後もスマートフォン販売の勢いは継続、もしくは加速する見込みで、うまくいけば2010年度200万台達成の可能性も十分にあるようだ。
なお、この数字にはAndroidだけでなくBlackBerryやWindows Phoneなど他のプラットフォームのスマートフォンも含まれる。
【情報元、参考リンク】
ロイター通信/NTTドコモ、今期のスマートフォン販売は200万台をうかがう勢い=副社長
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