米Motorolaはモバイル機器を扱う事業の分社化を行った。米国時間4日に「Motorola Mobility Holdings」と「Motorola Solutions」の2社がニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。
両者の事業分担は次のとおり。Motorola Mobility Holdingsは一般消費者向けのモバイル機器、例えばスマートフォンやタブレットなどの開発・販売を手掛ける。また、それに関連した機器やサービスの展開も行う。一方、Motorola Solutionsの方は、一般消費者相手の事業ではなく、企業向けのITソリューション事業を担う。企業内のシステム、サービスなどの開発や販売を手掛ける。
Motorola Mobility HoldingsのCEOにはMotorolaの共同CEOを務めてきたSanjay Jha氏が就任、Motorola SolutionsのCEOには同共同CEOを務めてきたGreg Brown氏が就く。
Motorolaの分社化の計画は2008年3月に持ち上がったもので、長期間の準備の末の実現になる。当時のMotorolaは事業に行き詰っていたものの、2010年にはAndroidスマートフォンの分野で大きな飛躍を見せた。今後はMotorola Mobility HolidingからAndroidを搭載した革新的なタブレット端末もリリースされる予定で、Androidプラットフォームを採用した各種機器で世界の覇権を狙う。
来る6日には米ラスベガスで米Appleの「iPad」に対抗する革新的な端末を発表する予定だ。
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