米Motorola Mobilityと通信事業者AT&Tは5日、米ラスベガスで最新スマートフォン「Motorola Atrix 4G」を発表した。同端末はAT&T向けに提供され、2011年第1四半期に米国でリリースされる。Atrix 4Gはその名の通り、AT&Tの次世代通信4Gに対応した端末で、高速のデータ通信を体験することができる点が最大の特徴。その上、NVIDIA Tegra 2デュアルコア1GHzのプロセッサによる快適な動作性能がユーザーに提供される。
端末のスペックは前述したデュアルコアCPUに加え、1GBの内蔵メモリ、16GBの内蔵ストレージ、最大32GBまでサポートするmicroSD/microSDHCカードスロット搭載、4インチのQHDディスプレイ(解像度:960×540)、5メガピクセルの背面メインカメラ、正面にVGAインカメラなどとなっている。
搭載OSはAndroid 2.2(開発コード「Froyo」)。その他、特徴的な機能として指紋認証セキュリティの導入が挙げられる。加えて、アクセサリーとして用意されるLaptop DockやHD Multimedia Dockへのドッキングが可能な点も魅力とされる。
Laptop DockはAtrix 4GをノートPCライクに使用するためのドックで、11.6インチのディスプレイを備える。このドックにスマートフォンをセットすることでまるでPCのように使うことができる、というもの。HD Multimedia Dockは端末を置く小型ドックで、HDMI出力端子を搭載している。これを経由することでテレビなどの機器に映像を映し出すことが可能だ。さらに、Vehicle Dockまで用意されている。これは自動車のダッシュボードやフロントガラスにAtrix 4Gを設置するためのアイテムで、ハンズフリー通話やGoogle Maps Navigationなどを利用する際に便利だとされている。
その他、Wi-FiはIEEE802.11b/g/nをサポート、Bluetoothは2.1+EDR、DLNA対応、バッテリー容量1,930mAhとなっている。この中で1,930mAhのバッテリー容量には注目だろう。このサイズは他社製端末を含めても最大クラスだ。バッテリー消費が激しいとされるスマートフォンにとって大容量バッテリーを標準で搭載する点は嬉しいところ。端末のサイズは約116.8×63.5×10.2mm、重さは約136g。
下記公式サイトで各DockのPR動画などを閲覧することが可能だ。
UPDATE
Android 2.3搭載で発売となる可能性もあるとのこと。もしくは発売後にアップデート提供の予定。
【情報元、参考リンク】
AT&T/Motorola Atrix 4G製品紹介ページ
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