米通信事業者Verizon Wirelessは現地時間6日、ラスベガスで開催されている家電見本市「CES 2011」において韓国サムスン電子製のタブレット「GALAXY Tab」のアップグレードバージョンを発表した。新たに披露されたGALAXY Tabはいくつかの点において現行品よりもハードウェア構成のクラスが上がっており、中でも大きな変更点は次世代通信LTEに対応したことだ。また、プロセッサも従来品では1GHzのCPUが搭載されていたが、新製品では1.2GHz Cortex A8 Hummingbirdに取り替えられている。
さらに、カメラ周りにも手が加えられた。背面のメインカメラが5メガピクセル、前面のインカメラが1.3メガピクセルになり、それぞれグレードアップしている。この組み合わせは他社製の最新タブレットなどでも見られる構成で、ライバルメーカーの製品に対抗する措置の一つとみられる。
ただし、OSのバージョンはAndroid 2.2(開発コード「Froyo」)のまま据え置きで、バージョン2.3(開発コード「Gingerbread」)やバージョン3.0(開発コード「Honeycomb」)へのアップグレードはなく、販売される。
その他の仕様は基本的に従来品と同様。
発売時期は2011年前半で、今後具体的な発売日及び価格が発表される予定。
【情報元、参考リンク】
IntoMobile/Samsung unveils the LTE-enabled Galaxy Tab for Verizon Wireless [CES 2011]
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