HTC Thunderbolt |
この数字は昨年比でみると3倍程度に相当する。昨年は米通信事業者Sprint Nextel向けに「HTC EVO 4G」を300万台出荷している。また、米通信事業者T-Mobile向けに「myTouch 4G」を50万台出荷した。「4G」表記に従えば、昨年は約350万台を出荷した計算になる。
ただし、myTouch 4Gが対応している回線はHSPA+であり、ベースは3G。そこで今回取り上げている2011年の1,000万台という数字にはHSPA+端末は含まれていない。この数字に含まれるのはLTEとWiMAX対応端末になる。
HTCは6日から米ラスベガスで開催された家電見本市「CES 2011」でいくつかの4G対応機種を発表している。
例えば米Verizon WirelessのLTE対応モデルである「HTC Thunderbolt」、Sprint NextelのWiMAX対応モデル「HTC EVO Shift 4G」だ。AT&T向けの「Inspire 4G」はHSPA+なので、今回の1,000万台カウントには含まれない。
各通信事業者は揃って「4G」という言葉を使っているものの、通信規格はそれぞれ異なる。そのため、全てを同じものと捉えることはできない。この辺り、すでに混乱を招いてしまっている状況だ。
ともかく4G対応機種だけで1,000万台出荷を目指すという目標は注目すべきものだろう。
【情報元、参考リンク】
Boy Genius Report/HTC to ship 10 million 4G smartphones in 2011