米Googleの翻訳アプリ「Google Translate for Android」の最新バージョンが米国時間12日にリリースされた。新しいバージョンは2.0.0で、意欲的な機能が実装されている。それは「会話モード」と呼ばれるもの。現在はこの機能はα(アルファ)版のため、制限的なものとなっているが、本格的に多言語対応したときには非常に利便性の高いものになる可能性を秘めている。もちろん、翻訳精度が高くなければ意味はないかもしれないが、会話モード自体は面白い。
この会話モードは2つの言語での「音声入力→翻訳→翻訳結果の音声再生」という流れを会話のように交互にスムースに行えるようにする機能だ。アルファ版では英語とスペイン語の翻訳においてのみ機能する。
試しに入力側を「英語」、出力側を「スペイン語」に設定して何か入力してみて欲しい。表示される画面下に「会話モードにする」というボタンが表示されるのでそれをタップする。音声が再生されるはずだ。さらに、画面下の返信ボタンをタップする。今度はスペイン語側の入力ができる。これも英語に翻訳されて音声が再生される。すると次は画面下の返信ボタンは英語表記に切り替わる。すなわち、2人が交互に音声入力をして会話ができるように作られた機能になる。
なお、翻訳音声が再生される前に翻訳結果を確認したい場合は、設定から「会話モード」(翻訳の前に確認する)のチェックをオンにする。このチェックを入れると、翻訳結果は自動再生されず、一旦確認画面が表示される。また、画面上には「Right」と「Wrong」ボタンが表示されるので、翻訳結果が正しければ「Right」を、間違っていれば「Wrong」をタップする。
バージョン2.0.0では会話モード導入のほか、見た目の変更も行われている。
Google TranslateはAndroid Marketで「google translate」で検索すればヒットする。価格は無料。動作要件はAndroid 2.1以降。
【情報元、参考リンク】
Google Mobile Blog/A new look for Google Translate for Android
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