Image: NTTドコモ、Xi. |
まず、気になる音声通話端末の投入は2011年冬モデルを目処と考えているようだ。とはいえ、このこと自体は以前から公表されているロードマップにもある通りで、特に目新しい情報ではない。同社は2011年冬・2011年春モデルの一部機種でXiに対応させる方針としてきた。しかし、今回新たに判明したこともあり、同社はXi対応携帯電話の投入では、まずはスマートフォンだけにする可能性があるようだ。
すなわち一般のフィーチャーフォン(通称:ガラケー)ではXi対応機種はリリースされない、もしくはリリースされたとしてもその後ということになる。ケータイ Watchは24日、山田氏がiモード対応の従来型携帯電話よりもスマートフォンの方が高速通信を活かせることからLTE対応の音声端末はスマートフォンだけにする可能性が高いと話したと報じている。
XiはLTE(Long Term Evolution)という方式を採用した通信サービスで、従来の3G回線よりも高速でデータ通信を行うことができる。具体的には下りの場合、屋内で75Mbps、屋外で37.5Mbps、上りで最大12.5Mbpsの速度を出すことができる。当面は対象エリアが限られるので、全国のユーザーに広く浸透するまでには時間がかかる。しかし、2012年には全国の主要都市で利用できるようになる見込みのため、いずれは普及することが確実。
ともかく2011年冬モデルを目処にXi対応スマートフォンがリリースされる予定のため、まずは来年冬にどのような端末が出てくるのか注目したいところ。また、NTTドコモは2011年度の早い時期にXi対応のモバイルWi-Fiルーターを投入する予定ということだ。これもスマートフォン・ユーザーにとっては注目の製品になりそうだ。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/Xiサービス紹介ページ
ケータイ Watch/ドコモの「Xi」スタート、山田社長「スマートフォンは来冬」