今回のVMwareとLG電子の提携は、この状況を一変させる可能性を持つソリューションの一つだ。まず、VMwareが開発した仮想化アプリケーションを使うことで、1台のAndroidスマートフォン上で私用アカウントと仕事用のアカウントを併用することが可能になる。どちらのアカウントも有効化されている状態になり、アイコンをタップするだけでそれぞれのホームスクリーンを簡単に切り替えられる。
それぞれのアカウントは別に管理されているため、混在することはない。メールやスケジュールなど、様々なデータをスムースに使い分けることができる。さらに、仕事用アカウントに関してはあくまでもVMwareの仮想技術で動いているに過ぎないため、データが端末に残ることもなく、セキュリティ面での利点もある。
2011年にはLG電子製スマートフォンでVMwareを利用できるようになる見込み。対象機種などは現時点では具体的には公表されていない。
VMwareによるメリットは非常に大きく、企業は従業員向けに仕事用の専用端末を用意する必要がなくなる。従業員も2台持ち歩かなくて済むようになるため、手荷物が1つ減ってありがたいはずだ。しかも、1台のスマートフォンで全てを完結することができるので、携帯電話の機種別に操作を覚える必要もない。
下に紹介した動画で具体的なサービスのイメージを掴むことができる。
【情報元、参考リンク】
VMware/プレスリリース