ただし、この製品は一般ユーザー向けに提供されるコンシューマ向けアプリケーションではなく、企業向けのサービスになる。クラウドやデータセンター事業を行う企業などが一般向けサービスとして提供するための「Oracle Cloud Office for Service Providers」と、企業が自社内で利用するためのサーバ・インストール版の「Oracle Cloud Office Professional Edition」などがOracleから提供される。
また、Oracle Cloud Officeは合わせて発表された最新ソフトウェア「Oracle Open Office 3.3」との統合が図られておりODF(Open Document Format)をサポートする。さらに、米Microsoftのオフィス・スイートである「Microsoft Office」の文書フォーマットにも対応する。
ウェブベースのアプリケーションということもあり、複数人による共同編集も可能になっている。
残念ながら現時点ではモバイル端末の対応機種情報は公表されていないものの、常識的に考えれば有力プラットフォームはサポートされることになるだろう。少なくともiPhone、iPadに関してはプレス資料に描かれ、紹介動画の中でも取り上げられているので対応は確実。
具体的にOracle Cloud Officeで扱うことのできるオフィスアプリは「Text」「SpreadSheet」「Presentation」「File Manager」「Email」「Calendar & Task」「Address book」「Workspace」になる。このメニュー名から想像できるものと思うが、TextはMicrosoft Officeの場合の「Word」に相当する。その他もExcel、Power Pointなどになる。
下はOracle Cloud Officeの紹介動画。概要を掴むことができる。
【情報元、参考リンク】
Oracle Office Blog/Oracle Announces Oracle Cloud Office and Oracle Open Office 3.3