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Google、次期最新バージョンHoneycombをAndroid 2.4として2011年2月に発表か?

米GoogleはこれまでAndroid OSの各バージョンの開発コードに洋菓子の名を付けてきた。1.0、1.1を除き、その慣習は1.5から始まる。Cupcake、Donut、Eclair、Froyo(Frozen Yogurt)、Gingerbreadだ。

現在国内販売されているAndroidスマートフォンの中で最新のバージョンはFroyo、すなわちAndroid 2.2になる。そして海外では12月16日にAndroid 2.3(Gingerbread)が搭載された端末「Neuxs S」が発売になった。おそらく日本でも来年には端末ベンダー各社がGingerbreadへのアップデート対応を採ってくるだろう。

しかし、OSアップデート・サイクルの早いGoogleのこと。市場の話題はすでに次の最新バージョン、Honeycombに移りつつある。というのも、Gingerbreadは期待していたほどのインパクトがなかったからだ。もちろん、アップデート内容をしっかり見れば、非常に魅力的な改善や新機能が多数追加されている。ところが、一般ユーザーに強烈に訴求できる、わかりやすいアップデートはなかった。

そのような背景もあり、気の早い者の目線はHoneycombがいつ登場するのか? そして、どのようなアップデート内容を備えるのか? に移ってきている。今のところわかっているのは2011年中に登場するということ。そして、米Motorola製のタブレットはHoneycomb搭載でリリースされること。さらには同タブレットはNVIDIA Tegra 2 デュアルコア・プロセッサを積むことなどだろう。しかも、UIが大きく変わることも明らかになっている。

実際、Honeycombは現時点でわかっている情報だけでも2.2から2.3へのアップデート時よりも大きなものになりそうだ。その事もあり、バージョンナンバーはメジャーアップデートとしてAndroid 3.0になるものと見られている。

しかし、ここに来て様相が変わってきた。GoogleがHoneycombをAndroid 2.4として2011年2月に発表及びリリースし、その後、Android 3.0は開発コード「Ice Cream」で出す、というものだ。これはAndroid関連情報を扱うブログメディアAndroid and Meがソフトウェア開発者からの情報として報じたもの。

そして発表の場は2月14日から17日の日程でスペインのバルセロナで開催される世界最大級の通信業界イベント「Mobile World Congress 2011」になるとの話だ。Mobile World Congressでは確かに重要な発表が各社からなされる。Googleは来年も今年に引き続き、CEOのエリック・シュミット氏が参加する予定だ。

振り返ってみればGingerbreadには当初噂されていた重要な戦略的サービス、「Google Music」もサポートされていない。今年の夏の時点では、Googleはクラウド型の音楽配信サービス「Google Music」を今秋立ち上げ、Gingerbreadでサポートするものと考えられていた。しかし実際にはこの件はHoneycombで対応されるかどうかもわかっていない。

場合によってはHoneycombにはマイナーアップデートのナンバー2.4が与えられ、早期にリリース、その後大幅な改善や刷新が見られるIce CreamがAndroid 3.0として登場するのかもしれない。

いずれにしても、しばらくの間続報を待つほかないだろう。また、1月に米ラスベガスで開催される家電見本市「CES 2011」でも何らかの情報が出てくるかもしれない。というのも、同イベントでは各社からGingerbread搭載タブレットが多数発表される見込みだからだ。Androidの次期最新バージョンに関する話も何か出てくる可能性があるだろう。

【情報元、参考リンク】
Android and Me/Rumor: Honeycomb will be released as Android 2.4 in February at MWC
Mobile World Congress公式サイト
Photo: BotheredByBees.

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