日本経済新聞は8日、ソフトバンクが米Googleとクラウド・コンピューティングの分野において提携すると報じた。提携により生じる具体的な連携は、Google Appsの販売になる。ソフトバンクは、傘下のソフトバンクテレコムが企業向けに「ホワイトクラウド」と呼ばれるクラウド型サービスを提供している。同社のサービスにGoogle Appsが加わる形になる。
Google AppsはGoogleが提供しているクラウド型の多機能サービスで、全世界300万以上の企業が利用している。多岐にわたる機能で構成されており、その個別サービスの面々は一般ユーザーにも馴染み深いものばかり。Gmail、Google カレンダー、Google ドキュメント、Google グループ、Google サイト、Google ビデオなどの企業向け版で構成されている。Google Appsは導入にあたって、ユーザー企業が自社ドメインでサービスを利用することも可能だ。
この一連のクラウド型サービス、Google Appsをソフトバンクが企業向けに販売することになる。さらにはソフトバンクモバイルが扱うAndroidスマートフォンとの連携を図り、セット販売モデルなども検討されているようだ。Google AppsはAndroidスマートフォンとの親和性が高く、両者を組み合わせることでセキュリティを確保した上で利便性の高い機能を得ることができる。
同社はGoogle Appsのサービスを月額525円、もしくは年額6,300円で提供する。Google Appsは通常年額提供サービスなので、ソフトバンクの方が気軽に試せることになる。
UPDATE
ソフトバンクテレコムのプレスリリースへのリンクを追記。
【情報元、参考リンク】
日本経済新聞
ringo-sanco/SoftBankとGoogle, クラウド分野で提携へ
ソフトバンクテレコム/プレスリリース
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