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Google、Android Market上の有料アプリ返品期限を24時間以内から15分以内に変更へ

米Googleは今後2週間を目処にAndroid Marketを一新させる。デザインはもちろん、機能面にも手を加える。さらに開発者向け仕様まで改善される。主な内容は「Google、Android Marketクライアントの刷新を今後2週間程度で実施。開発者向け仕様も改善。apkサイズ上限を50MBへ」の記事で紹介したように、デザイン面、新規カテゴリの新設、apkファイルサイズ上限の引き上げ、アプリのターゲッティング設定の追加、などになる。

しかし、もう1点非常に重要な変更が加えられる。それは有料アプリの返品期限の大幅な短縮だ。これまでは有料アプリの返品は購入後24時間以内(同一アプリの返品は1回限り)とされていた。だが、今後は僅か15分以内に短縮される。

ユーザーにとってはこの変更は大きい。お試し時間が24時間から15分間に減ってしまうからだ。これまでであれば24時間じっくりと試してから、そのアプリを端末に残すか返品するか判断することができた。しかし、今後はそれが不可能になる。15分以内、実質的には処理時間や余裕をみると、10分弱しか試すことができないだろう。

ところが、ユーザーにとっては残念な変更も、アプリ開発者や有料アプリ市場にとってはポジティブな面の多い措置になる。

これは特に有料ゲームアプリの開発者やパブリッシャーにとって喜ばしい話のはずだ。これまでは24時間近くの間、有料ゲームが遊び放題だったわけだ。ユーザーによっては遊び尽くした上で返品してしまう。これではアプリ開発者はコストを回収することも、利益を上げることも困難だ。だが、今後はそれができなくなるので、売上げもおのずと増えるだろう。Googleもこの変更はアプリ開発者のビジネスを助けることになるだろうと指摘している。

とはいえ、ユーザー視点ではどうしても残念な変更になる上、影響の大きな話なので注意しておく必要がある。特に規約変更後、しばらくの間は有料アプリ購入の際は返品に関して気をつけて欲しい。今までの感覚で購入後何時間か放っておくようなことをすると、返品できなくなるからだ。

【情報元、参考リンク】
Android Developers Blog/Android Developer Blog/Android Market Client Update

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