米GoogleでAndroid OSの開発に携わるAndy Rubin氏は6日、D: Dive Into Mobileのイベント中にAndroidの次期最新バージョン3.0(Honeycomb)のデモを披露。その際にGoogle Maps for Mobileの最新バージョンのデモも公開した。新しいGoogle Maps for Mobileはバージョン5に上がり、大幅に機能改善される。まず、表示データがベクタデータ化される点が大きい。これまではスケール別の画像を別々に用意し、切り替えながら表示させる方式が採られていたため、データ量がかさんでいた。しかし、ベクタデータ化することで扱うデータ量が大きく削減されるとともにズーム処理を高速化することも可能になる。
加えて、データが存在する建築物に関しては3D表示も可能になる。
これらの変更によりGoogle Mapsは大きく改善されるはずだ。これまではどのようなハイスペック・スマートフォンを利用してもスクロールやズーム処理に一定の待ちが生じていたが、今後は軽快に操作できるようになる可能性が高い。また、3D表示も新たな利便性を生み出してくれるはずだ。
とはいえ、1点注意したいのはGoogle Maps for Mobile 5をフルに動作させるにはハードウェア要件も絡むことだ。機種によっては全ての機能を使うことができない。現時点でフルサポートできる機種として挙げられているのはDroid、Droid 2、Droid X、Droid Incredible、HTC EVO 4G、Samsung Galaxy S、Google Nexus Sなど。それ以外の端末でのサポート状況については現時点では不明。
また、Google Maps for Mobile 5のリリースは近日中の予定。
【情報元、参考リンク】
Engadget/Google Maps for Mobile 5 unveiled, adds dynamic map drawing and offline mode
Photo: Engadget.
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