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DeNA、モバゲータウンのスマートフォン版提供開始。iPhone、Androidに対応。サムスン電子との提携も発表

株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は15日、モバゲータウンのスマートフォン版「モバゲータウン for Smartphone」の提供を開始したことを発表した。iPhone及びAndroidスマートフォンのウェブブラウザから利用することができる。また、2011年4月を目処にモバゲータウンのiPhone及びAndroid版アプリも提供される予定。さらに同社は、韓国サムスン電子との提携も明らかにした。この提携により、数ヶ月以内にサムスン電子製のAndroidスマートフォンへ「mobage」がプリインストールされるようになる。

DeNAはこの日、数々の施策や計画を発表した。

まず一つ目は前述したようにモバゲータウンのスマートフォン版の提供開始だ。これは携帯版のモバゲータウンとIDを連携させ、アバターや日記、サークルなどのコミュニティ機能を楽しむことができるもので、ブラウザから利用する。大人気ソーシャルゲーム「怪盗ロワイヤル」を遊ぶこともできる。

そして将来的には来年4月を目処にネイティブアプリの提供も行われる見込み。ゲームデベロッパーからもアプリケーションとしてのゲームがリリースされるようになる。

次に、海外統一ブランド「mobage(モバゲー)」の展開が明らかにされた。

DeNAの子会社である米ngmocoが有するゲームコミュニティプラットフォーム「plus+ Network」の名称を変更し、海外統一ブランド「mobage」としてサービスを開始する。ngmocoのプラットフォームは登録ユーザー数が1,750万人に達しており、提供ゲーム数は178に上る。今後は「mobage」ブランドに統一される。

さらにゲームデベロッパー向けに海外・国内統一のゲーム開発エンジン「ngCore(エヌジーコア)」が開放される。

ゲームデベロッパーがモバゲータウン for Smartphoneとmobageでゲームを公開する際には、一度の開発でiOSとAndroidの双方でゲームを展開することが可能になる。それを実現するのがゲーム開発エンジン「ngCore」だ。デベロッパーはngCoreで開発を行うことで、より多くのユーザーへゲームを届けることが容易になる。一方、「ngCore」を利用しないNative SDKも提供される。

最後に海外でのmobage拡大のキーになりうる提携も発表された。それがサムスン電子との提携だ。DeNAはサムスン電子が海外市場向けに開発・販売するAndroidスマートフォン各機種にmobageを提供する。開始時期は今後数ヶ月以内ということだ。すなわち2011年のサムスン電子製Androidスマートフォンにはmobageがプリインストールされた形で販売されることになる。同社の端末販売台数は莫大な数に上るため、mobageの普及速度に弾みがつくことになりそうだ。

【情報元、参考リンク】
DeNA/プレスリリース12
モバゲータウン for Smartphone

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