米Googleは10日、今後2週間程度を目処にAndroid Market周りのアップデートを順次実施するとの告知を行っていたが、その中でも大きな注目を集めていた有料アプリの返品期限変更がすでに適用開始となったことが明らかになっている。従来はAndroid Market上の有料アプリは各アプリ1回に限り24時間以内に返品することが可能だった。しかし、今後は15分以内でなければ返品できなくなる。これはとても大きな変化になるので、ユーザーの方々は有料アプリ購入時には気をつけて欲しい。
特に実際問題としてみた場合、15分ギリギリでの返品には危険が伴う。うっかりしていたら瞬く間に15分など過ぎてしまう。実質10分ほどしか試すゆとりはないだろう。例えば自分の端末で動作するかどうか、操作性が悪くないかどうか、基本的な機能が満足できるレベルかどうか、もしくはゲームアプリの場合は面白そうかどうかなどを最低限確認するだけで精一杯のはずだ。
これまでの感覚で購入後にしばらく放置しておくと返品できなくなってしまうので、注意が必要だ。
なお、今回の措置は主にアプリ開発者/パブリッシャー向けの計らいになる。Androidの有料アプリ市場は米AppleのiPhoneと比較すると明らかに立ち遅れている。開発コストを回収できているデベロッパーがどれほどあるのかわからないが、そう多くないことは間違いないだろう。理由はいくつかあり、その1つが返品制度にある。24時間使い放題であれば、特にゲームの場合は遊び尽くせてしまう可能性が十分にある。ゲームジャンルによってはより顕著だろう。何のペナルティもなく24時間遊べるのであれば、適当に遊んで飽きたら返品という行為が成り立ってしまうため、アプリ開発者は収益を上げにくくなってしまう。収益を上げにくい市場には有力なアプリ開発者が魅力を感じるわけもなく、最終的にユーザーにとっても喜ばしい状況にはならない。
そこでGoogleはアプリ開発者やパブリッシャーが十分な収益を上げ、ビジネスを展開しやすくするために返品期限の大幅短縮を実施することを発表した。すでにこの変更は適用されているので、ユーザーの方は気をつけて欲しい。
一方でAndroidアプリ市場にも有力な有料アプリが揃う環境が整いだしたのも確かだ。返品期限が短くなったことは残念だが、アプリの拡充に期待していきたい。
【情報元、参考リンク】
Android Developers Blog/Android Market Client Update
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