Image: Google. |
Googleがこのようなイベントを行ったのは決して同社特有の遊びではなく、目的のある実験だ。とはいえ、どこまで現実的な目的を持ったものかは聞かない方がいいのかもしれない。Nexus Sには加速度センサー、デジタルコンパス、3軸ジャイロスコープ、GPSなどのセンサーが実装されていることは周知の通り。加えて、周辺環境の認識ツールといえば、カメラも搭載されている。
同社は実験にあたり、7つの観測気球を用意し、7台のNexus Sを設置。Nexus Sには端末に備えられた各種センサーやカメラを使って様々なデータを観測する役割が与えられた。端末やセンサー類が高高度の厳しい環境下で正常に動作するかどうかを確認することも実験の目的の一つだ。
また、Androidがこのような目的にも利用できることを示す意味合いもある。実際、Nexus Sの持つセンサーとAndroid OSの開発環境のおかげで、必要な観測アプリケーションを作成し、実験することができたとされている。
なお、気球にはAndroidのマスコット・フィギュア達が搭乗している。乗組員は彼らだけだ。
今回の実験で得られた気球のデータは次の通り。
Maximum Speed(最大速度): 139 mph
Maximum Altitude(最大高度): 107,375 ft (over 20 miles, over 30 km)
Maximum Ascent Rate(最大上昇速度): 5.44 m/s
Average Flight Duration(平均飛行時間): 2 hours, 40 minutes
Average Descent Tim(平均降下時間)e: 34 minutes
下に掲載したのが実験の模様を納めた動画だ。
【情報元、参考リンク】
Google Mobile Blog/Android In Spaaaace!
Android Guys/One Small Step for Man, One Giant Leap for Android?