今回の発表では具体的な顧客企業名は出てきていないものの、8月にあった報道ではNECビッグローブが11月にLifeTouchベースのタブレットを発売する予定と見られている。おそらく、顧客企業の一つだろう。実際にリリースされる場合には、改めて発表があるはずだ。
LifeTouchのベースモデルは、Android 2.1を搭載し、CPUにARM Cortex A8を採用した端末。Wi-Fi、Bluetooth、カメラ、GPSなど、一般的な機能も一通り備える。端末のサイズは219×119×13.9mmで重さは約400g。このような基本仕様の上に、顧客向けのカスタマイズやサービスが載ることになる。カスタマイズの範囲は物理キーなどにまで及び、ボタンの数や形状までをも変更可能だという。
その他、3G通信機能や赤外線通信機能、筐体のカラーなども顧客の要望次第で変えられるようだ。
最終的に一般消費者がどういった場所で端末を目にする機会が訪れるのかはわからないが、楽しみにしたいところ。また、BtoBtoCで一般入手が可能になればなお良いだろう。
下はCEATEC JAPAN 2010においてKDDIのブースで展示されていたLifeTouch。
下はベースモデルの主なスペック。
- OS:Android 2.1
- CPU:ARM Cortex A8
- 内蔵メモリ:256MB
- ディスプレイ:7インチワイドTFTノングレア液晶(解像度:800×480)
- Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g
- Bluetooth:2.1+EDR
- 物理ボタン:電源、4方向カーソル、決定、操作(ホーム/メニュー/戻る)、音量操作
- カメラ:3メガピクセル、オートフォーカス
- センサー:GPS、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサー
- 外部メモリ:SD/SDHC
- バッテリー駆動時間:約8時間(*NECの測定条件)
- カスタマイズ可能項目:3G通信機能、赤外線通信、ボタンのデザイン変更、筐体のカラーバリエーション、アプリケーションの開発など個別応談にて対応
NEC/プレスリリース