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ソフトバンク、McAfeeのセキュリティ機能も含む「スマートフォン基本パック」の提供を12月10日から開始

ソフトバンクモバイルは4日、スマートフォンを安心して利用することができる機能をまとめたサービス・パッケージを発表した。個人向けは「スマートフォン基本パック」、法人向けには「スマートフォン法人基本パック」を用意。両サービスとも12月10日から提供開始となる。

このサービスの目玉はセキュリティ絡みのもの。Androidスマートフォンをウィルス等の脅威から守るための「スマートセキュリティ powerd by McAfee」を始め、端末を紛失した際などにお客さまセンターで端末の位置を掴んでくれる機能や端末の位置を自らパソコンなどで確認できる機能に加えて、留守番電話プラスや割込通話などの便利機能も含まれる。また、法人向けの基本パックでは管理者のパソコンから社員のスマートフォンに業務連絡メッセージを一斉送信できる機能や、スマートフォンを遠隔操作でロックできる機能も提供される。

これらのサービスを個別で申し込んだ場合の合計額は1,365円。基本パックとして契約した場合には含まれる全てのサービスを月額使用料498円で利用することが可能になる、という点がアピールポイント。さらに2011年3月31日まではキャンペーン期間として無料でサービスを利用できる。

今現在の情勢で言えば、Androidプラットフォームにおいて全世界的に脅威と見なされるほどの危険性を持つウィルス被害があったことはない。一部の国のユーザーや、特定の事例における被害や危険性の発覚はもちろんあった。Adobe Flash Playerのセキュリティホールの問題などもある。しかし、今すぐ緊急にセキュリティ・アプリの導入やサービスへの加入を検討しなければならない、というほど切迫した状況にないことは確かだ。

とはいえ、基本的にオープン・マーケットであるAndroid Marketには危険性を持つアプリが野放しになりやすい性質はある。そこでセキュリティ・ソフトウェアベンダー各社はこぞってAndroidプラットフォーム向けのアプリ及びサービスの開発に取り組んでいるのが現状。McAfeeのスマートセキュリティに関しても同様の話になる。

筆者の感覚ではウィルス対策だけを目当ての場合は、今すぐ入る必要はないように感じるが、通信事業者からこうしたセキュリティパックが提供されるのは安心感に繋がる。自分自身でセキュリティ対策関連のアプリやサービスをあれこれ検討して導入するのが面倒、という方や、セキュリティが気になる方は入ってもいいだろうし、そうでない方でも入ろうと思えば一応いつでも加入できる。

いずれにしても、Android端末の普及と共にこういったサービスの重要性も増してくるだろう。

以下、スマートフォン基本パックの概要を紹介。

「スマートフォン基本パック」「スマートフォン法人基本パック」共通のサービス
  • スマートセキュリティ powered by McAfee・・・マカフィー社のセキュリティソリューションを利用したサービス。ウィルスの脅威からスマートフォンを守る。
  • 一定額ストップサービス・・・月ごとの利用料金が設定額を超過した場合にメールでお知らせし、通話やパケット通信の発信を規制する。
  • 紛失ケータイ捜索サービス・・・スマートフォンを紛失した際などに、お客さまセンターでスマートフォンのおおよその位置を探す。
  • 位置ナビ・・・あらかじめ登録した携帯電話(対応機種のみ)の位置を携帯電話やパソコンから確認できる。
  • 留守番電話プラス・・・3分までの伝言を、30件まで1週間留守番電話サービスセンターで預かってくれる。
  • 割込通話・・・通話中に新たにかかってきた電話と通話ができるようになる。
  • グループ通話・・・通話中に新たに別の人に電話をかけ、相手を切り替えながら最大6人まで同時に通話できる。

「スマートフォン法人基本パック」のみのサービス
  • 一斉メッセージ配信・・・管理者のパソコンから社員のスマートフォンに業務連絡メッセージを一斉送信できる。
  • スマートフォン安心遠隔ロック・・・管理者のパソコンから遠隔操作で、スマートフォンのパスコードの設定やデータの消去ができる。
【情報元、参考リンク】
ソフトバンク/プレスリリース

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