Android Marketのアプリにレーティング(対象年齢表示)が導入されることがわかった。Android Developers Blogで米国時間24日にGoogleのEric Chu氏が明らかにした。導入されるレーティングは4つの区分に分かれる。「全年齢」「8歳以上」「13歳以上」「成人」だ。Android Marketに実際に導入されるのは数週間後だが、デベロッパーコンソールでアプリのレーティング設定手続きができるようになるのは11月30日の予定。アプリの開発者、パブリッシャーは30日以降のできるだけ早い時期に手続きを済ませておくべきだろう。
というのも、必要な手続きが行われなかったアプリは自動的に「成人」に区分されてしまうからだ。何の問題もないアプリが「成人」に分類された場合、本来得られるべきだったダウンロード数や収益を逸してしまう可能性がある。
この措置があるため、おそらくレーティング制度が落ち着くまでには時間が必要になる。全開発者、パブリッシャーが早急に対応を採れるとは考えにくく、しばらくの間は完全な形にはならないだろう。
レーティングの基準はAndroid Marketの下記リンク先のヘルプに掲載されている。
Android マーケットのアプリケーションのレーティング
このヘルプから一部紹介すると、例えばアルコール、タバコ、薬物、ギャンブル、差別発言などの要素が含まれているアプリの場合は「13歳以上」か「成人」に区分する必要がある。冒とく的な表現、下品なユーモア、性的な表現に関しても同様で最低でも「13歳以上」のレーティングだ。
また、注意すべき点としてGPS機能の活用がある。「全年齢」にレーティングされているアプリではユーザーの現在地を取得することができない。少なくとも「8歳以上」に区分しなければならない。さらに、ユーザーの現在地情報を公開もしくは他のユーザーと共有できるアプリの場合は「13歳以上」かそれ以上のレーティングになる。一般的用途のアプリでは一見「全年齢」に設定できそうなものだが、GPS機能周りに関しては確認しなければならない。
【情報元、参考リンク】
Android Developers Blog/Content Rating for Android Market
Android マーケットヘルプ/Android マーケットのアプリケーションのレーティング
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