東京に本拠を構えるWoow! Digitalがクリスマス前を目処にAndroidの次期最新バージョンGingerbread(バージョンナンバー2.3と見られる開発コードのOS)を搭載した10インチのタブレット端末「The One」をリリースする可能性が明らかになっている。米Engadgetが25日に報じた。
とはいえ、同サイトの記者自身が「Woow! Digital」の名を聞いたことがないとしているように、日本人にとっても同様に馴染みのない名だ。
公式サイトによると、Woow! Digitalは東京江戸川区に開発拠点を構え、端末の製造は中国のEMSに委託するメーカーのようだ。販売先は日本、北米、香港及び中国などが対象とされている。今回明らかになったThe Oneもこれらの国に加えて欧州と台湾でも販売される見込み。
ともかく、同社は近いうちにGingerbreadを搭載したAndroidタブレットをリリースする計画だという。
The Oneのスペックは非常にハイレベル。プロセッサにはNVIDIA Tegra 2を採用し、OSにはGingerbread、内蔵メモリは1GBでストレージは16GBを備える。ディスプレイは10インチのTFT液晶で、解像度は1024×600。タッチパネルは静電容量方式になる。対応するネットワークはWi-Fi(IEEE802.11b/g)と3G。Bluetoothもサポートする。その他、細かい仕様は不明ながら、おそらくGPSや加速度センサー、デジタルコンパスなどの一般的機能も装備するだろう。
想定価格は42,000円程度。
実際問題として年内にGingerbread搭載機が現実的にリリースされるのかと言えば、あり得ないこともなさそうだ。Googleは近いうちにGingerbreadを公開する方針を示しているので、準備期間が短すぎたとしても、不可能ではないのかもしれない。年内登場が実現すると、おそらく世界初のGingerbread搭載タブレットになるだろう。しかも、東京発だ。
しかし詳細は不明なので、詳しいことは現在Woow! Digitalに問い合わせ中だ。新たな情報が明らかになり次第、改めてお伝えしたいと思う。写真は情報元のEngadgetでより多く紹介されているので、関心のある方はチェックして欲しい。
【情報元、参考リンク】
Engadget/Woow Digital's The One tablet cooks up Tegra 2 with Gingerbread just in time for Christmas
Woow! Digital
Photo: Engadget.
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