台湾のAcerは米ニューヨークで23日、タブレット製品に関するプレスカンファレンスを開催する。この予定はComputerworldが11月1日に伝えた報道から明らかになったことで、当サイトでも以前に紹介している。AcerのCEOであるGianfranco Lanci(ジャンフランコ・ランチ)氏が10月29日にこのことを発表した。ランチ氏は、いくつかの種類のOSを採用したタブレット製品を複数発表することを示唆している。
その中にはWindowsモデルとAndroidモデルが含まれる見込みだ。Linuxモデルに関してもまとめてお披露目されるかもしれない。また、同社はマルチプラットフォームに対応した独自のアプリストアの詳細も発表する見込み。
このアプリストアはPC、スマートフォン、タブレットなどデバイス・カテゴリの垣根を越え、同社が今後リリースする端末全てのユーザーに向けて公開されるものと見られている。提供されるコンテンツはアプリに限らない、との見方もあり、電子書籍や音楽、動画など様々なジャンルになる可能性もある。
そして気になるタブレットだが、同社は少なくともディスプレイサイズ違いで最低3つの製品を発表するものと見られている。5インチ、7インチ、10インチだ。ただし、Android搭載モデルに関しては微妙な部分もあり、今回はお披露目されない可能性もある。同社はAndroidの次期バージョンであるGingerbread、もしくはHoneycombの登場までタブレット製品の投入を控える、との話もあるからだ。一方でサムスン電子のGALAXY Tabに対抗する存在になるためには今のうちから市場での認知度を高めておく必要があるとの意見も聞こえてくる。
その答えはあと少し待てば明らかになるだろう。
また、Acerの動きに注視したい理由は単純なもので、日本市場への投入の可能性もあるからだ。同社は9月の時点では日本への投入を検討中としていた。その後の経過は不明ながら、入手できる見込みがあるとなれば、Acerの製品への関心も俄然高まる。
なお、同社は以前、ディスプレイ下にQWERTYキーボードを搭載したデモ機を披露していたが、最終的な製品及びラインナップがどのようになるのか、興味深い。
【情報元、参考リンク】
Computerworld
Photo: digitpedia
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