Aigo N722は「Aigo」の名からわかるように中国北京に本拠を構える大手コンピュータ機器メーカー、北京華旗資訊数碼科技有限公司が開発した製品。同社は「aigo」(愛国者)のブランド名で機器をリリースしており、こちらの方が一般に浸透している。特にaigoブランドではスポーツチームへのスポンサー活動に注力しており、F1の名門チーム、マクラーレンのほか、イングランドのサッカークラブ、マンチェスターユナイテッドなどをサポートしている。これらのチームへのスポンサードから「aigo」の名を知った方も多いと思う。
端末自体は件名に記した点が主な特長。特に注目なのはNVIDIA製のデュアルコア・プロセッサ「Tegra 2」を搭載する点だろう。Tegra 2はARM Coretex-A9を2つ搭載し、高い処理能力を誇る。さらにAndroid 2.2搭載、7インチ液晶ディスプレイ(静電容量方式のタッチパネル、マルチタッチ対応)を採用し、SIMカードスロットを備える(SIMロックフリー)。SIMロックフリー端末であることも魅力の一つ。
その他のスペックは比較的オーソドックスで一般的な構成。4GBの内蔵ストレージ、最大32GBまで対応のmicroSD/microSDHCカードスロット、GPS、加速度センサーなどの機能を備える。また、1080pのHD動画のエンコード・デコードに対応し、HDMI出力も可能。
なお、残念ながらAndroid Marketは利用できない。将来的なアップデートで対応する可能性はあるものの、現時点では未定とのこと。Flash Player 10.1に関してはプリインストールされた状態で出荷される。
アプリマーケットに関する点は残念だが、Flash Player 10.1は使えるため、ウェブブラウジングを主に利用するのであれば十分魅力的な端末。また、Camangi Marketなどのサードパーティのアプリマーケットはユーザーが自分でインストールすることで利用できる可能性もある。それが可能であれば、それなりの数のタブレット向けアプリは利用可能になるかもしれない。この辺りの可否及び、プリインストール・アプリなどはデモ機で確認した後に改めてお伝えしたい。
主なスペックは以下の通り。
- SoC:NVIDIA社製 Tegra2 T20(ARM Coretex-A9 1GHz デュアルコア)
- OS:Android 2.2(Froyo)
- ディスプレイ:7インチ静電容量式マルチタッチLCD、1600万色、解像度800×480
- カメラ:1.3メガピクセルカメラ内蔵
- メモリ:512MB
- 内部ストレージ:4GB
- 外部ストレージ:マイクロSD(最大32GB)
- ネットワーク:Wi-Fi(IEEE802.11b/g)、Bluetooth 2.1、3G(W-CDMA)
- スロット:SIMカード(SIMロックフリー)
- センサー:GPS、加速度センサー
- 外部コネクタ:USB、HDMI、3.5mmイヤホンジャック
- ビデオ:HDMI外部出力(1080p)
- Flash:Flash 10.1
- オーディオ:ステレオスピーカー、マイク内蔵
- 電源:リチウムポリマー充電池(3120mAh、11.5W)
- サイズ:208×122×14mm
- 本体重量:465g(バッテリー含む)
Android Market及びFlash Playerに関する記述を追記。
【情報元、参考リンク】
レッドスター/Aigo N722