ODROID-7は開発者向けタブレット「ODROID」シリーズの最新機種。7インチのディスプレイを搭載し、カメラ、GPS、加速度センサー、デジタルコンパスなど、Androidタブレットとして一般的機能は基本的に全て装備。開発者向けモデルとして、ハードウェアの回路図、システムのソースコードも提供される。搭載されるOSはAndroid 2.2。プロセッサもサムスン電子の「S5PC110 Cortex-A8 1Ghz with 512KB L2 cache」と、申し分ないスペック。
レッドスターはプレスリリースの中でODROID-7及びシリーズ製品について次のように述べている。
「NTTドコモ様から発売されるスマートフォン『GALAXY』シリーズと同一チップを搭載し、同等の性能を誇ります。ODROIDシリーズは既に日本の代表的な多くの大企業様の研究開発部門でご採用いただき、実際の開発現場で活用されております」
なお、ODROID-7には注意事項もあるので、それも紹介したい。
まず、Android Marketは利用できない(※Android Marketを利用できるように努力中とのこと。ただし、実際に実現するかどうかは未定)。また、SIMカードスロットを搭載していない。すなわち3G通信機能は備わっていないことになる。上の写真を見ると一見簡単にバラせたり、パーツがバラされた状態での購入に見えないこともないが、完成品の状態で販売される。当然バラすことはできるが、バラすことを想定して始めからバラし易いように組まれている、というわけではないので注意して欲しい。
購入に関しては法人顧客が多いものの、個人でも可能。
一風変わった代物になるので、気になる点がある場合は注文前にレッドスターに問い合わせることをオススメしたい。
端末の主なスペックは以下の通り。
- OS:Android 2.2(Froyo)
- CPU:サムスン製 S5PC110 Cortex-A8 1Ghz with 512KB L2 cache
- GPU:イマジネーションテクノロジー社 PowerVR SGX540
- ディスプレイ:7インチ静電容量式タッチパネル、広視角液晶、解像度800x480
- メモリ:512MB Mobile DDR 400Mhz
- Flashメモリ:NAND 512M
- マイクロSDスロット:最大32GB
- カメラ:5メガピクセル
- 無線LAN:IEEE802.11 b/g/n
- Bluetooth:2.1+EDR
- ビデオ解像度:フルハイビジョン1080p(H.264+AAC 基盤のMP4コンテナフォーマット)
- ビデオ出力コネクタ:ミニHDMI(SPDIFオーディオ)
- オーディオ入出力:スピーカー/マイク内蔵、3.5mmヘッドフォン端子
- USBコネクタ:USB2.0ホスト
- センサー:GPS、3D加速度センサー、地磁気センサー、リニアバイブレーター
- 電源入力:5V/2W
- バッテリー:リチウムポリマー充電池(20Wh、5600mAh)
- 本体サイズ:200×121×12.7mm
- 本体重量:430g(バッテリー含む)
- 完全オープンソース(回路図、ソースコード付属)
2010.10.20 注意事項に関する記述を追記。
2010.10.21 Android Marketに関する※を追記。
【情報元、参考リンク】
レッドスター/ODROID公式サイト