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NTTドコモ、将来的にSIMカード単体の販売を計画

NTTドコモが将来的にSIMカード単体の販売を手掛ける方針を持っていることが明らかになっている。読売新聞が5日に報じた。同紙によれば、NTTドコモの代表取締役社長、山田隆持社長はSIMロックが2011年4月に解除されることに合わせて、SIMカード単体の販売を計画していると述べたようだ。実現すれば国内の大手通信事業者がSIMカードを単体で販売する事例は初となる。ただし、現時点では価格や対応サービス内容などの詳細は不明。

これにより、NTTドコモが販売を手掛ける携帯電話端末以外の機種でも、SIMロックフリーであれば将来的には同社の回線を利用できるようになる。海外製スマートフォンなどについても同様だ。とはいえ、海外製端末に関しては、国内の技術基準適合証明を取得している必要があるので、ハードルは依然として高い。基本的に技術基準適合証明を取得した海外端末は少ないので、それらを合法的に利用するには周辺環境の整備はまだ不十分だ。

とはいえ、SIMカード単体の販売を国内最大手であるNTTドコモが始めることのインパクトは大きく、可能性は広がる。NTTドコモとしては米Appleの「iPhone」を抱えるソフトバンクモバイルがどう対応してくるかが重要になってくるだろう。ソフトバンクモバイルはこれまでのところ、「iPhone」のSIMロックを解除しない意向を示している。

【情報元、参考リンク】
読売新聞/ドコモ、「SIMカード」単体で販売へ
Photo: kalleboo.

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