NTTドコモは5日、秋冬ラインナップの中でもスマートフォン端末の目玉となる商品、韓国サムスン電子製「GALAXY S」「GALAXY Tab」の2機種を正式に発表した。両端末とも最新バージョンのAndroid 2.2を搭載し、現時点で得られる中では非常にレベルの高いスペックに仕上がっているモデル。しかし、NTTドコモはこの2機種以外にも秋冬にスマートフォンを追加で5機種投入する予定だ。その中にはワンセグやおサイフケータイ(Felica)などの国内定番機能を備えた端末も複数含まれる。また、海外メーカー製モデルも複数ラインアップされるものと見られている。
プレスカンファレンスの後に行われた質疑応答の中で、同社代表取締役社長の山田隆持氏は次のように述べたとケータイ Watchは報じている。
「いろんなユーザーにフィットするスマートフォンを出していきたい。スマートフォンとしてあと5機種、別途紹介させていただく。冬モデルのスマートフォンは、数機種がおサイフケータイ、ワンセグに対応するモデル」
また、NTTドコモのスマートフォンで最も売れ筋商品になった「Xperia」だが、これまでに50万台近くの販売台数に達していることも明かされている。山田氏は当初の目標である年度内にスマートフォンを100万台販売することは十分に達成可能だと見ているようだ。
なお、今後投入予定と見られる5つのスマートフォンにはシャープ製の端末、富士通東芝製の端末(「東芝」ブランド)、LG電子製のOptimusシリーズ端末、Research In Motion(RIM)のBlackBerryがラインナップに加わるものと見られている。さらに、ソニー・エリクソンの「Xperia X10 mini」が「Xperia mini」としてリリースされる可能性も考えられている。もともとXperia X10 miniについては春の時点から秋には投入されるのではないかと噂されていた。
どの端末についてもインターネット上には多くの噂情報が流れているが、特にシャープ、東芝、LG電子の製品については具体的。
まずシャープと東芝についてはNTTドコモ、au、両キャリア向けにベースを同じくするAndroidスマートフォンを開発していると報じらている。特に東芝の端末は基本的にほぼ同じと見られ、REGZAエンジンを搭載したワンセグ機能を備え、おサイフケータイ、赤外線通信、防水機能を持つものとされている。Androidのバージョンは2.1との噂。シャープについても先に発表されたau向けスマートフォン「IS03」と同様の端末と考えられている。すなわちワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信などの国内定番機能を盛り込んだモデルだ。ただし、IS03と大きく異なる特長として、裸眼立体視が可能な3D液晶ディスプレイが搭載されるとの予想だ。OSはAndroid 2.1。
LG電子のスマートフォンについてはOptimus Oneだろうと見られている。この端末はGALAXY S、GALAXY Tabと同様Android 2.2を搭載するモデル。ただし、全体的なスペックはやや低く、エントリークラス向けの端末になる。
その他では、RIMのBlackBerryシリーズの端末「Curve 9300」とXperia X10 miniが投入されるものと見られている。
とはいえ、現時点では全て噂の段階に過ぎない情報なので、正式発表を待ちたいところ。
【情報元、参考リンク】
ケータイ Watch/ドコモ山田社長「スマートフォン新時代にふさわしい端末」
juggly.cn/NTTドコモ2010秋冬モデルは11月に発表、SH-3Cは3Dスマートフォン、T-01Cは防水対応「REGZA Phone」
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