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| Photo: (C) Android and Me. フェイク画像 |
当初はGoogleはNexusシリーズの開発を中止したものと考えられていたが、ここ2、3日で周囲の見方は一変した。同社がNexus Two（仮）と呼ばれる後継機種をサムスン電子と共に開発中との噂があちこちの関連メディアで報じられている。
タイミングが良いことに、サムスン電子は11月8日に米ニューヨークで「新しいAndroidデバイス」に関する発表イベントを開催する。メディアの多くはその場で披露される端末こそ、Nexus Oneの後継機だと見ている。
また、この端末はAndroidの次期バージョンであるGingerbreadを搭載する見込み。Gingerbreadはバージョン3.0を示す開発コードと考えられてきたが、最近は2.3だと言われている。
そしてこれまたタイミングが良いことにGoogleは先日本社にGingerbread像を運び込んだ。GoogleはAndroidのバージョンが上がるたびに、開発コードを表した巨大なオブジェを作成し、飾る慣習がある。通常はこのオブジェの完成から長い時を置かずにそのバージョンの詳細が正式に発表される。
今回もオブジェが完成したことでGingerbreadの詳細発表はまもなくと見られている。
Nexus One後継機種は英国では携帯電話販売店Carphone WarehouseからSIMフリーでリリースされると英経済紙City A.M.が報じ、Android情報ブログメディアAndroid and Meは米国でも販売されるとの情報を得た、と伝えた。Android and Meによれば米国では複数の通信事業者から発売されるとの話だ。
ここまでは昨日までの話で、さらに新しい検証材料が出てきている。
それはAndroid関連サイトへのアクセスログデータだ。Android and Meは米国時間22日にAndroid 2.3が搭載された端末からのアクセスがあったと明かしている。これはAndroid 2.3を搭載した端末がテストに使われている可能性を示すものだ。そればかりか同サイトは情報提供者からもテストの事実を掴んだ、と報じている。彼らはGingerbreadを搭載したサムスン電子製のNexusフォンがすでにフィールドテストの段に入ったと指摘している。
アクセスログについては興味深いことに当サイトでも同様だった。GAPSISにも21日にAndroid 2.3からのアクセスがある。ただし、当サイトへのアクセスに関しては21日限りでパッタリと途絶えている。とはいえ、実際にはアクセスログに関しては微妙なところもあり、例えばAndroid 3.0.1からのアクセスもすでに存在しているサイトがある。
結局のところ現時点ではまだまだ確証の高い情報は揃っていない。それでも大方の予測は11月8日にサムスン電子からGingerbreadを搭載したNexusフォンが発表される、という見解に収束し始めている。
なお、Nexus Oneの後継機種はNexus Twoではなく、「Nexus S」だとの話も浮上している。
※写真はAndroid and Meによるフェイク画像。
【情報元、参考リンク】
Android and Me/Samsung’s Nexus Two-point-three in the wild running Gingerbread
