Sony Internet TVはGoogle TVプラットフォームを内蔵した世界初のテレビとして米国で16日に発売となった。
Google TVプラットフォームを楽しむための機器はLogitechのセットトップボックス(既存テレビへの後付け機器)「Revue」もあるが、テレビに統合されたモデルとしてはSony Internet TVしか現時点ではない。そのため、大きな注目を集める商品だが、残念ながらこれまでのところ日本展開の期待は薄かった。
ところが石田氏のコメントによれば前向きに検討されるようだ。
石田氏はSankeiBizに対して、「買ったままの機能ではなく、常に新機能に更新できる」と述べており、Sony Internet TVがOSのバージョンアップやアプリケーションのアップデートによって最新の機能を継続的に提供していけることが大きな魅力の一つだとしている。従来のテレビであれば買った時点で搭載されている機能のままでずっと使っていくことになるが、Google TVプラットフォームを採用したテレビの場合、OSのバージョンアップ、アプリケーションのアップデートによって機能が改善・追加される。特にGoogle TVのベースはAndroidのため、比較的早いサイクルでアップデートが提供される可能性もある。
また、Sony Internet TVは2011年にはAndroidアプリのマーケットである「Android Market」も利用できるようになる見込み。さらにはAndroidスマートフォンをリモコンとして利用できるアプリも近いうちに提供される。
基本的な機能としてテレビ番組、対応機器で録画した番組、インターネット上のコンテンツを垣根なく横断検索できる点が魅力。検索エンジンを開発するGoogleならではの検索技術が利用可能なところも嬉しい。
気になるのは米国と異なり、動画コンテンツのインターネット上でのレンタル・視聴サービスの普及が遅れている日本での周辺サービスの整備だ。テレビ番組の視聴はもちろん、レンタルビデオの視聴、YouTubeなどのネット上のコンテンツの視聴など全てを居間にいながらにして簡単にでき、それらを容易に検索・確認でき、さらにアプリも利用できるとなると、便利なことは確かだ。
【情報元、参考リンク】
SankeiBiz/グーグルと共同開発のネットTV ソニー 日本投入も検討
SankeiBiz/ソニー、ネットTV日本投入へ
Sony Internet TV