Google TV、ついに登場へ。LogitechがRevue with Googleの詳細を発表。299.99ドルで10月中に発売予定

GAPSIS編集部 2010年10月8日

Logitechは米国時間6日、Google TV用セットトップボックス「Logitech Revue with Google」の詳細を発表した。価格は299.99ドルで発売時期は今月中。すでに予約受付を開始しており、米国の家電量販店、オンラインショップなどで販売される予定。なお、近日中にソニー製Google TV「Sony Internet TV」も詳細が発表されるものと見られている。Google I/O 2010で発表されたGoogle TVがいよいよベールを脱ぎ、一般消費者の元に届く。

Logitech製Google TVセットトップボックスRevueは、既存の一般テレビに対してGoogle TVの機能を加える後付タイプの機器。Google TVを楽しむには機能を内蔵したテレビ、例えばソニーのInternet TVを買う方法と、Revueのような後付のセットトップボックスを入手する2つの手段が用意されている。出費を少なく抑えられるのはセットトップボックスだ。ソニーもセットトップボックス機器を準備しており、こちらはブルーレイディスクも搭載予定。

今回のRevueには本体のほか、タッチパッドを備えたリモコン・キーボード、HDMIケーブル、IR miniブラスタなどが同梱される。基本的にRevue本体パッケージを購入すれば多くの方はそのままテレビに接続することができる。

また、RevueはAndroidスマートフォンもしくはiPhoneから操作することもできる。操作には専用のHarmony リモコンアプリが必要で、これは無料配信される。

Google TVは米Googleが開発したテレビ向けプラットフォームで、Android OSをベースとしている。同社はインターネットとテレビの融合をコンセプトにプラットフォームを開発し、リビングルームに革命を起こそうとしている。Google TVでは補助的要素として付け加えられた既存テレビにおけるインターネット機能とは異なり、「検索」機能が基幹要素として組み込まれている。ユーザーは放送中・放送予定のテレビ番組、インターネット上のコンテンツ、対応レコーダ機器に録画した番組などをシームレスに横断検索することができる。また、インターネット上の動画コンテンツ配信サービス、YouTubeや、その他Flashを利用した動画も視聴することができる。Adobe Flash Player 10.1にも対応しているので、基本的にはパソコンと同程度のウェブブラウズ体験を得ることが可能だ。

さらにAndroidベースのプラットフォームを採用したことで、Android Marketを利用することも可能になる。

現時点では米国でのサービス展開しか予定されていないのが残念だが、大注目のサービスであることは確かだ。ローンチに注目したい。