また、PRS-650、PRS-350は旧モデルであるPRS-600、PRS-300よりとディスプレイサイズは同じ(前者が6インチ、後者が5インチ)ものの、筐体全体は小型軽量化されている。それに伴い純正カバーなどのアクセサリーも一新されている。旧モデル用のカバーは改造しなければ使用できないので、本体だけでなく、これらのアクセサリーの入荷も待つ必要があった。というのも、日本への配送料は約42ドル掛かるからだ。できればアクセサリーもまとめて一括して注文する方が安く上がる。
さらに旧モデルのユーザーにとっては余計な出費になるのが充電用のアダプタだ。旧モデルは付属のUSBケーブルを使ってパソコン経由で充電することとは別に、専用のACアダプタでReader本体を個別に充電することが可能だった。ところが、新モデルではACアダプタ用の端子が排除され、USB経由オンリーとなっている。これにより旧モデル用のACアダプタはお役御免だ。とはいえ、パソコンなしで充電したいという需要も当然ある。そこで、新たな充電用アダプタ(PRSA-AC1)がリリースされた。これを使えば本体のUSB端子からPRSA-AC1を使って、家庭用コンセントで充電できる。
結局、カバー、充電アダプタをまとめて買うには6日の入荷を待つ他なかったわけだ。
Sony Readerは年内に国内版も発売される予定だが、時期・価格ともに現時点では不明。
一足先に手にしたい方にはB&Hでの購入がオススメだ。私も過去、PRS-505、PRS-600、PRS-300と何度かお世話になってきたが、早ければ注文から4、5日で手元に届くのでスピードも速い。仮にPRS-650、カバー(PRSA-SC65)、充電アダプタ(PRSA-AC1)をまとめて購入した場合には、送料含めて337.39ドル(※筆者が注文した時)。内訳は本体から順に229.95ドル、34.99ドル、29.99ドル、送料が42.46ドルだ。配送方法には「UPS Worldwide Saver」を選択している。
筆者自身、Sony Readerを購入できるお店を他に知らないので、もし他をご存知の方がいれば教えて欲しい。B&Hはメールでの問い合わせに対する返答も早く、対応も良いお店ながら、ホリデーが多いのが唯一の難点で、購入できない時期はトコトン入手できず、時間がかかる。
Sony Reader PRS-650が到着したら、レビュー記事を書きたいと思う。Sony ReaderはAndroid及びiPhone向けのリーダーアプリもリリースされる予定なので、アプリとの連携も楽しみにしたいところだ。
電子書籍専用端末といえば、国内ではKindle一色かもしれないが、自炊(本を解体して自分で書籍を電子化(PDFやBBeB(.lrf))というフォーマットにする)派にはReaderシリーズをオススメしたい。特に新モデルはタッチ操作を採用しながら、ディスプレイのクリアさを損なわないものに仕上がっているとのことで、非常に魅力的な端末だ。書籍の各ページへのハンドライトでのメモ書きも可能で、また、英単語に関してはタップするだけで瞬時に辞書(英英)で意味を調べることもできる。この辺りの動作は旧モデルでは少々もっさりしていたが、新モデルでは大きく改善されている模様。
なお、アクセサリー購入時にはSonyStyleで対応型番をしっかりと確認されてからをオススメしたい。カバーなど、間違えて購入すると装着できないことになるので注意が必要だ。
Kindle3に関心のある方ついては河野氏のコラム「Kindle3がやってきた - iPadとどう違う?」を参照して欲しい。
下は、PRS-650の紹介動画。
【情報元、参考リンク】
B&H
SonyStyle/Sony Reader