Folio 100は9月2日にドイツ・ベルリンで発表された東芝初のAndroidタブレット。NVIDIA Tegra 2プロセッサを搭載するハイスペック端末として注目され、国内でも先日幕張メッセで開催されたIT・エレクトロニクス展「CEATEC JAPAN 2010」でお披露目された。
搭載OSはAndroid 2.2で、Flash Player 10.1にも対応。内蔵ストレージは16GB、外部メモリスロット(SD、MMC)にも対応し、容量には困らないレベル。
その他、mini HDMI出力端子、DLNA機能、Bluetooth、Wi-Fi搭載などハードウェアのスペック上は非常に魅力的な端末。当初より今年の第4四半期に欧州を始めとする一部の地域で発売と告知されており、いよいよその時期が来た。
ただし、Folio 100にはハードウェア的な魅力がある一方でソフトウェアの面では気になる点もある。Folio 100はAndroid Marketを利用できない。これは日頃からAndroidスマートフォンを利用しているユーザーはもちろんとして、初めてAndroid端末を購入するユーザーにとっても残念なところ。結局Folio 100で現状利用できるマーケットは「Toshiba Market Place」と台湾Camangiが運営するタブレット向けマーケット「Camangi Market」のみ。それでも、一般的なユーザーが日常利用に困ることのないレベルのアプリは揃っている。
微妙な部分も抱えつつ発進する東芝のFolio 100だが、どのようなセールス記録を残すのか注目したいところ。
日本に関してはより小型のタブレットが投入されるとの計画もあり、Folio 100が日本で販売される可能性は低いかもしれない。
下はPR動画。
主なスペックは次の通り。
- OS:Android 2.2(Froyo)
- CPU:NVIDIA Tegra 2
- 内蔵ストレージ:16GB
- ディスプレイ:10.1インチ液晶(解像度:1,024×600)。マルチタッチ対応
- 外部メモリ:SD(最大:32GB)/MMCスロット
- カメラ:1.3メガピクセル正面カメラ
- Wi-Fi:IEEE802.11 b/g/n
- Bluetooth:2.1+EDR
- mini HDMI出力端子搭載(1つ)、DLNA機能搭載、USB 2.0端子(1つ)、加速度センサー
- ビルトインソフトウェア:Opera Mobile、Toshiba Media Player(動画・音楽再生用)FBReader(電子書籍用)Fring、Document to Go、Evernote
- サイズ:281 × 181 ×14 mm
- 重さ:760 g
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