AndroidをベースとするGoogle TVプラットフォーム製品である「Sony Internet TV」を米国で販売するソニーだが、同社が今後様々な製品セグメントでAndroid OSを採用する、との見方は強い。そして実際、その流れが生じようとしているようだ。ソニーのテレビ事業などを担当する石田佳久業務執行役員SVPが、その可能性を示唆していることが日本経済新聞の報道よりわかった。
石田氏は「アンドロイドを使い、どんな製品やサービスをつくれるか検討中だ」と述べている。まだ検討中の段階とされながら、将来的にはテレビに限らず、様々なデジタル家電でAndroidが採用されるかもしれない。
同紙はソニーが小型モバイル端末も開発し、コンテンツの共有などでテレビと連携させるサービスも提供することで、デジタル家電全体の競争力を高めるだろう、と指摘している。
これは容易に想像できる展開で、将来的に様々なソニー製品がAndroidを核としたネットワークで連携される可能性がある。ベースとなるOSは米Googleが開発するため、コスト面でのメリットも大きい。また、同社とエリクソンの折半会社であるソニー・エリクソンもすでにAndroidスマートフォンへの注力を表明している。
同社のコンシューマーゲーム機であるプレイステーション3(PS3)、プレイステーション・ポータブル(PSP)はAndroidとは関係ないものだが、最終的にそれらも含めた連携が図られる世界が訪れれば、ユーザーにとってはとても大きな魅力になるだろう。テレビ、ウォークマン、スマートフォン、パソコン、タブレット、ゲーム機、これらが無線を介して自由自在にコンテンツを共有できれば、これらのカテゴリの製品を全てソニーで揃えたい、というユーザーが出てくる可能性だってある。
さらに、ソニーは現在力を入れている3Dテレビの技術をSony Internet TVに投入することも検討しているようだ。石田氏はその件も明かしている。
実に多くのカテゴリで製品をリリースしながら、機器間で大した連携が取れないソニー商品だが、Androidを核に持つことで大きく改善されるかもしれない。ソニーの商品はもともとデザイン面では優れたものが多いため、そろそろ全ての要素が完全に揃ったものが出てきて欲しいところ。デザイン、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークサービス、そしてカテゴリを越えた機器間の連携、これら全てが揃う商品が多数リリースされる将来を期待したい。
とはいえ、まだ具体的なことは何一つ明らかになっていないだけに、当面のところはまず、Sony Internet TVが実際にいつ日本に投入されるのか、そしてどのようなローカライズが施されてくるのかに注目か。
【情報元、参考リンク】
日本経済新聞
Bloomberg/ソニー:グーグルTVの3D投入も検討-米国での出足好調
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