Unreal Engine 3は主にコンシューマゲーム機のゲームソフトに使われており、同社の有力タイトル「Gears of War」シリーズ、2K Gamesの「Bioshock」、BioWareの「Mass Effect」、Ubisoftの「Rainbow Six: Vegas」、マイクロソフトの「ロストオデッセイ」、スクウェア・エニックスの「ラスト レムナント」などで採用されている。非常に質の高いグラフィックを表現できるエンジンとして世界中のゲームメーカーで使われている。
そしてEpic Gamesは最近になり、iOS用のUnreal Engineのデモをリリースした。「Epic Citadel」の名でApp Storeに登録されているのでiPhoneユーザーの方はぜひダウンロードしてみて欲しい。無料で遊ぶことができる。
このアプリをご覧頂ければわかるが、驚愕のグラフィックだ。本当に美しく、据え置き機と遜色ないレベル。これだけの品質のグラフィックを持つゲームをスマートフォンで楽しむことのできる時代が訪れることを思えば、ワクワクするところ。そしてEpic GamesはiPhone向けに「Project Sword」の開発コードで準備が進められているゲームアプリを年内にリリースする予定。
ところが、彼らはiOS向けのUnreal Engine及びそのゲームアプリ開発に注力する一方でAndroid版にも取り組んでいる。すでに実機デモ動画も流れている。時期こそ未定だが、来年以降にはAndroidスマートフォンでもUnreal Engineを使ったゲームアプリを利用できるようになるかもしれない。とはいえ、現時点では開発チームの焦点はiOS向けにあるようだ。同社のバイスプレジデントを務めるMark Rein氏は自身のTwitterアカウントで「今のプライオリティはiOSにある」と述べている。
下にEpic Citadelの動画と、Androidの実機デモを掲載。
【情報元、参考リンク】
Mark Rein on Twitter