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ソフトバンク、HTC Desire(X06HTII)を10月2日発売と発表

ソフトバンクモバイルは28日、Androidスマートフォン「HTC Desire X06HTII」を10月2日から全国で販売開始すると発表した。X06HTIIは台湾HTC製スマートフォンで、前モデルである「HTC Desire X06HT」とベースを同じくするもの。基本的にはディスプレイの違いのみ。前モデルでは韓国Samsung Mobile Display社製の有機ELディスプレイが使われていたが、X06HTIIではSuper LCDが採用されている。この変更により消費電力、待受時間などに違いが生じているが、端末によって得られるユーザーエクスペリエンスには基本的な差異はない。

ディスプレイ切り替えの理由はHTCからもソフトバンクからも直接的には公表されていないが、複数のメディアからはSamsung Mobile Display社の供給能力が需要の激増に追いついていないことを理由とする、ディスプレイ入手の困難性によるものとされている。実際に日本のみならず、有機ELディスプレイを採用していたHTC製端末は一時期市場流通量が減り、手に入れにくい状態が生じていた。そこでNexus One、HTC Desire、HTC Droid Incredibleなどの機種は有機ELから液晶ディスプレイに切り替わった製品が現在は世界で販売されている。

基本的なスペックはX06HTと同じなので、前モデルに関する情報をご存知の方にとっては改めてピックアップして紹介する部分は少ない。しかし、現時点では国内で販売されているAndroidスマートフォンの中では最も高い評価を受ける機種であることは間違いないはずだ。それだけにX06HTIIも同様に高いレベルでまとまっている。

搭載されるOSはAndroid 2.1だが、10月8日にはAndroid 2.2へのアップデートが提供される予定。

2.2へアップデートすることで米Adobe SystemsのFlash Player 10.1に対応する他、アプリの動作速度が改善されるなど様々なメリットを得られる。2.1以下のバージョンでは各アプリのアップデートは個別に行う必要があったが、この点も大きく改善され、一括アップデートや自動アップデートに対応する。また、外部メモリへのアプリの移動も可能になる。ウェブブラウザでのJavaScriptの動作速度も向上し、全体的なユーザー体験レベルが上がる。

さらに、同日よりMMSに対応した専用メールアプリ「SoftBankメール」も提供される。このアプリはAndroid Marketで無料配信される。

その他、基本的なハードウェア仕様として、3.7インチの液晶ディスプレイ、1GHzのQualcomm Snapdragonプロセッサ、光学ジョイスティックの搭載、5メガピクセルカメラなどの構成になる。

本体には端末、ACアダプター、USBケーブル、3.5mmマイクロフォン付イヤホン、2GBのmicroSDカード、取扱説明書が同梱される。

【情報元、参考リンク】
ソフトバンクモバイル/プレスリリース
ソフトバンクモバイル/HTC Desire X06HTII製品紹介ページ

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