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HTC Desire Z正式発表。Zヒンジ機構による物理キーボード搭載Androidスマートフォン

台湾HTCは15日、英国ロンドンでプレスカンファレンスを開催し、Androidスマートフォン新製品2機種と、UI「HTC Sense」の新しいバージョン及びウェブ連動サービス「HTCSence.com」を発表した。

新製品2機種は「HTC Desire HD」と「HTC Desire Z」。どちらも「HTC Desire」シリーズの新機種として10月から欧州、アジアなどで発売になる。また、北米、日本での年内販売も予定されており、同社CEO、Peter Chou氏は週アスの報道によれば「今年中に発売する」と述べている。

ただし、日本についてはどちらの機種が投入されるのか、もしくは両端末共か、詳細は不透明。いずれにしてもすでに「HTC Desire」シリーズの販売を手掛けているソフトバンクモバイルから発売される可能性が高いようだ。通信事業者からの今後の発表を待ちたい。

本記事ではHTC Desire Zについて紹介したい。HTC Desire HDについてはこちらHTC Senseについてはこちらの記事で確認して欲しい。

HTC Desire Zは、先日米通信事業者T-Mobileから発表されたHTC製端末「T-Mobile G2」と基本的に同じ。G2のグローバルモデルと言っていいだろう。

QWERTYキーボードを搭載している点が筐体上の大きな特徴だが、採用されている機構が一種独特だ。HTC Z-Hinge(Zヒンジ)と名付けられた特殊なヒンジを使い、ディスプレイが搭載された上部をポップアップさせる形で下側のキーボードを取り出す。横から見た姿が「Z」に見えないこともない。

基本的なスペックは特別ハイレベルではなく、一般的構成。ディスプレイは3.7インチのSuper LCDで、CPUはQualcomm MSM7230 800MHz、OSはAndroid 2.2(Froyo)で、UIには最新のHTC Senseが採用される。内蔵メモリは512MB、ストレージは1.5GB、外部メモリとしてmicroSD/microSDHCスロットが用意されている。対応ネットワークはWCDMA(900/2100)(下り最大14.4Mbps/上り最大5.7Mbps)、GSM/GPRS/EDGE(850/900/1800/1900)。無線LANももちろん搭載しており、IEEE802.11 b/g/nに対応。カメラはHTC Desire HDと比較するとややスペックが劣るが、それでも5メガピクセルはあり、720pのHD動画撮影に対応する。

また、HTC Desire HDと違い、光学式のトラックパッドを正面下部に備えている。

下はプロモーション動画。


主なスペックは次の通り。
  • OS:Android 2.2
  • UI:HTC Sense
  • CPU:Qualcomm MSM7230 800MHz
  • ディスプレイ:3.7インチ Super LCDディスプレイ。静電容量方式タッチパネル。マルチタッチ対応
  • 解像度:480×800
  • 内蔵メモリ:512MB RAM
  • 内蔵ストレージ:1.5GB
  • 外部メモリ:microSD/microSDHC(最大:32GB)
  • ネットワーク:HSPA/WCDMA(900/2100)(下り最大14.4Mbps/上り最大5.7Mbps)、GSM/GPRS/EDGE(850/900/1800/1900)
  • Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n
  • Bluetooth:2.1+EDR
  • カメラ:5メガピクセル、オートフォーカス、LEDフラッシュ、720p動画撮影
  • FMラジオ搭載
  • DLNA機能搭載
  • Z-Hinge機構QWERTYキーボード搭載
  • GPS、加速度センサー、近接センサー、照度センサー搭載
  • HTCSense.com対応
  • バッテリー容量:1,300mAh
  • サイズ:119×60.4×14.16mm
  • 重さ:180g

【情報元、参考リンク】
HTC/プレスリリース
HTC/HTC Desire Z製品紹介ページ
週アス/日本ではソフトバンクから? HTCが『HTC Desire HD』、『HTC Desire Z』を発表!!

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