米ソフトウェア企業Skyhook Wirelessが米Googleを提訴したことが明らかになっている。SkyhookはGoogleに対して業務妨害及び特許侵害の疑いでマサチューセッツ州連邦地方裁判所、州地方裁判所に申し立てを行った。SkyhookはWi-Fiを用いて精度の高い位置情報を掴む技術を開発しており、Android向けにもロケーション・エンジンを作っている。同社はこれらの技術、ソフトウェアをGoogleが米Motorolaの端末から不当に排除させたと訴えている。焦点となるのはGoogleの地図アプリケーション「Google Maps」や位置取得技術だ。
SkyhookはGoogleが自社技術を採用させる為にMotorolaにSkyhookの技術の排除を要請したとしている。要請を行った人物はGoogleのモバイルプラットフォーム担当バイスプレジデント、Andy Rubin氏だという。Skyhookの言い分によれば、Rubin氏はMotorolaのCEO、Sanjay Jha氏に対してSkyhookの技術を端末に載せないように薦め、要請が受け入れられなかった場合にはAndroidの利用権を与えない、と語ったとのことだ。SkyhookはGoogleがAndroidの開発元という立場を利用し、不当な要請を端末メーカーに行い、Skyhookの業務を妨害したと述べている。
同社は特許侵害についても訴えをおこしており、Googleは今後この件について対応を採っていく必要がある。現時点では事実関係は不透明だが、いずれにしても解決までには時間が掛かるだろう。Googleからも何らかのコメントが出されるものと見られる。
【情報元、参考リンク】
Bloomberg/Google Is Accused of Infringing Patents Related to Wi-Fi Locater Databases
Skyhook
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