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サムスン電子、米国でGalaxy Tabを4つの通信事業者から発売。Galaxy Sにも対応する映画、テレビ番組の配信サービス「Media Hub」も発表

韓国サムスン電子は現地時間16日、米国のニューヨークでプレス・カンファレンスを開催し、Android搭載タブレット端末「Samsung Galaxy Tab」に関する発表を行った。併せて、同端末及びAndroidスマートフォン「Galaxy S」向けの映像配信サービス「Media Hub」を開始することも明らかにした。Galaxy Tabは米4大通信事業者Verizon Wireless、Sprint Nextel、T-Mobile、AT&T及びカナダのRogersから年内に発売予定。具体的な発売日及び価格は未公表。また、3G+Wi-Fiモデルに加え、Wi-Fiオンリーの端末もリリースされることがわかった。


4大通信事業者から販売される計画はGalaxy Sと同じ戦略だ。同社は米国でGalaxy Tabを一気に拡販しようと考えている。

年内に全ての事業者から発売される予定だが、基本的にはホリデーシーズンがターゲットになる模様。価格はそれぞれの通信事業者から改めて発表される予定で、契約年数の縛りなどで一般消費者が入手しやすい値が提示される見込み。

Galaxy Tabのハードウェア仕様に関しては基本的にグローバル・モデルと同様だが、3G無しのWi-Fiオンリーモデルが投入されることも発表された。ユーザーは通信事業者の選択だけでなく、3G有り無しの選択肢も得られる。

同社は発表会の場で、Adobe Flash Playerを使ったゲームのデモをいくつか披露し、Galaxy TabがFlashを快適に動作させられる端末だとアピールしている。これは米AppleのiPadではできない機能であり、Flashが大きな武器だと考えていることを伺わせた。また、Galaxy TabはAndroid Marketを利用できるものの、既存のアプリはGalaxy Tabのディスプレイサイズに最適化されていない為、主要な機能を提供する一般的アプリはサムスン電子が独自に開発したアプリを用意している。例えば、メール、カレンダーなどのアプリは7インチのGalaxy Tabのディスプレイで快適に利用できるように最適化されたアプリがプリインストールされる。

次にMedia Hubだが、これは映画やテレビ番組の配信サービスだ。コンテンツはダウンロードする形で購入できる。期間制限でのレンタルも可能だ。対象機種はサービス・ローンチ時点ではGalaxy TabとGalaxy Sになる予定。両端末で同じコンテンツを共有することもできる。共有できる機種の台数は最大5つまで。PCでも共有し、コンテンツを楽しめる。例えば購入したコンテンツを自宅のデスクトップPC、モバイル用のノートPC、Galaxy Tab、Galaxy Sで利用してもいい。

提供コンテンツの価格帯は今回のカンファレンスでは明らかにされなかったが、パートナー企業は発表されている。

例えばParamount、Warner Bros.、Universal Studios、MTV Networks、NBC Universalなどの大手がサービス・ローンチ時からコンテンツを提供する。提供コンテンツ数は1,000程度からスタートし、今後増加していく予定。

なお、Media Hubの機能はサービス開始時にGalaxy SにもOver-The-Air(OTA)で対応端末に配信される予定。Galaxy SのユーザーはOTAで通知を受け、インストール/利用することができるようになる見込み。

【情報元、参考リンク】
intoMobile/Samsung Galaxy Tab official for all four major US carriers and Rogers
intoMobile/Samsung Media Hub brings multimedia content to phones and more

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