有力Twitterクライアントの一つである「TweetDeck」のAndroid版アプリ「TweetDeck for Android」のパブリックベータ(β)版が現地時間12日にリリースされた。β版のためAndroid Marketには登録されておらず、独自に提供手段が用意されている。同社が用意した「Android TweetDeck Beta Preview」でTweetDeckのアカウント情報を入力して申し込むか、新規アカウントを作成すれば登録したメールアドレス宛にapkファイルのリンクが掲載されたメールが送信される。そのリンクをAndroid端末でタップすればダウンロードできる。
いわゆる「野良アプリ」(Android Market外でファイルを直接公開している形態のアプリ)の形での提供になる為、インストールには事前準備が必要だ。ホームスクリーンでメニューキーを押し、「設定」→「アプリケーション」と進み、「提供元不明のアプリ」の項目をチェックしておく。これでインストール可能になる。インストール後はこの設定をオフにしても構わない。
パブリックβのバージョンは0.9.1で、今後正式版リリースまでに何回かバグフィックス等の修正が入るだろう。
TweetDeckのAndroid版アプリはiPhone版アプリにはない機能や革新が図られている。iPhone版よりも先行して新機能が投入される例は珍しく、同社がAndroid版アプリの開発に想定以上の時間を要した理由も理解できる。
TweetDeckはマルチ・サービス(Twitter、Facebook、Google Buzzなど)、マルチ・アカウントでそれぞれのストリームをカラムの形で表示させ、左右の移動でスムースに切り替えられる点が大きな特徴。iPhone版でも左右フリックで容易に切り替えられ、便利な機能になっている。
この機能に革新が図られた。
同社はAndroid版では各ストリームのデータを混交して表示させるブレンド・カラム機能を投入。Twitter、Facebookなどのサービス別に色分けして一つのカラムにまとめて表示することができる。また、これまで同様カラムを個別に追加することもできる。検索結果やハッシュタグなど、自分宛メッセージなど、様々な条件でカラムを作成可能だ。最近人気が急上昇しているFoursquareもほぼフルにサポートするので、Foursquareユーザーにとっても利便性が高いだろう。
なお、β版の動作要件はAndroid 2.0以上。しかし、同社は正式版では要件を1.6以上にする予定のため、いずれ国内ユーザーの多くも利用できるようになる見込みだ。
今後の正式版リリースも楽しみに待ちたい。
【情報元、参考リンク】
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