デンマークのLumigon製Android 2.2スマートフォン「Lumigon T1」がデザインを一新して10月20日発売

GAPSIS編集部 2010年8月18日

デンマークの端末メーカーLumigonが開発しているAndroidスマートフォン「Lumigon T1」の発売日が10月20日になりそうだということは7月29日の記事で既にお伝えした。ところが、発売日に変更はないものの端末そのもののデザイン、スペックに変更があったことが明らかになっている。LumigonのAndroidスマートフォンは2機種の展開予定になっており、1つがストレートタイプの「Lumigon T1」、もう1つがT9キーボード搭載の「Lumigon S1」だ。両機種とも試作品がお披露目されたのは2月で、当初の予定ではT1が2010年第2四半期前半、S1が第2四半期後半にリリースとされていた。

ところが、7月下旬の段階でT1の発売日が10月20日、S1が今年後半との話に変化してきた。

その上、今回、2月にお披露目されたモデルとデザインもスペックも変更になることが正式に公表された。Lumigonの公式サイトにアクセスしてもらえれば一目瞭然だが、印象がまるで変わってしまった。当初のT1、S1は欧州の香り漂うシンプルなデザインだったが、新デザインはシンプルだという特徴に変わりはないものの、全体的な印象が全く異なる。側面、背面のデザインは分かりづらいが、少なくとも正面デザインは黒を基調としたものに変わった。以前のデザインでは正面も白と黒のツートンカラーで分けられていたが、新デザインは基本的に黒一色に近い。

それでもデザインは落ち着いており、良い印象だ。

また、当初はAndroid 2.1搭載の予定だったが、2.2に変更になった。欧州メーカー製Androidスマートフォンでは初の2.2搭載端末になる可能性が出てきた。

その他の主なスペックは、Freescale 1 GHz i.MX51 3Dプロセッサ、3.2インチTFT液晶、Wi-Fi、Bluetooth、GPS/AGPS、mini HDMI出力端子、5メガピクセルカメラ（オートフォーカス、LEDフラッシュ）、FMラジオ、FMトランスミッター搭載などとなっている。

なお、予約の受付は9月20日から始まる。一方のS1の具体的発売日は未定。場合によっては発売されない可能性もあるかもしれない。

下の写真は以前のデザイン。左がT9キーボード搭載のS1、右がT1。