欧州でHTC DesireへのAndroid 2.2（Froyo）アップデート配信開始

GAPSIS編集部 2010年8月2日

台湾HTC製スマートフォン「HTC Desire」に対するAndroid 2.2（Froyo）へのアップデート配信が欧州で現地時間1日午後から開始になった。少なくとも英国では14時半にはリリースされていた模様。これにより、Googleブランドの端末「Nexus One」に次ぐ2機種目のAndroid 2.2対応端末が公式に生まれたことになる。ただし、今回のアップデート配信はSIMロックフリー端末に対するものなので注意が必要だ。キャリアのロックが掛かっている端末に関しては具体的なアップデート時期は不透明で、早くとも8月中、もしくはそれ以降になるものと見られている。また、日本国内向けの端末「X06HT」へのアップデートは11月の予定だ。

Android 2.2にアップデートすることで、様々な新機能やこれまでの機能の改善が見込まれる。

例えば、アプリのSDカードへの移動、アプリの自動アップデート機能、ブラウザのJavaScript能力の向上（実行速度が2、3倍程度になるとされている）、テザリング機能の標準サポート、Dalvik JITコンパイラによるアプリの実行速度の向上などだ。

そしてウェブ体験を多いに向上させる機能として、AdobeのFlash Player 10.1をフルに利用することができるようになる。また、AIRにも同様に対応する。

加えて、今回のHTC Desireへのアップデートでは720pのHD動画撮影も可能になるようだ。

欧州のAndroid情報を配信するウェブサイト「EuroDroid」では下のサンプルを紹介している。