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スマートフォン向けゲームもついにここまで来た。ハイクオリティFPS「Rage」のデモ動画公開。iPhone版に加え、Android版も検討中

米ゲーム開発会社id Softwareが開発を進めるFPS、「Rage」のiPhone版ゲームアプリのデキに注目が集まっている。同社の設立者でありゲーム開発者としても高い評価を受けるジョン・カーマック氏は先日行われた同社恒例のイベント「QuakeCon 2010」でiPhone版アプリのデモ動画を披露した。

ハイクオリティのグラフィックが60fpsでスムースに動いているデモは素晴らしい。カーマック氏によればこのクオリティは初代Xbox、PS2を超えるレベルだという。デモはiPhone 4上で紹介されているが、iPhone 3GSやiPadでも動作する。また、興味深いことに現時点では決定こそ下されていないものの、Android向けアプリも検討中だということだ。

この一年、iPhone向けアプリ市場へコンシューマゲームの大手メーカーが数多く参入する流れが生じている。しかし、数、種類共にそれほど多いものではない。売れているゲームの中心はやはりカジュアルゲームであり、短時間で気軽に遊べるものが多い。しかし、遊び応えのあるゲームを望む層もいるだろう。そして、RageのiPhone版アプリのクオリティはスマートフォン向けゲームのレベルが一段階上がったことの証になる。

id SoftwareはDOOM、Quakeなどのヒット作を持つゲーム開発会社。FPSのジャンルを好きなゲームファンにとっては有名なメーカーだ。また、同社は技術力の高さでも知られ、今回のRageでも最新ゲームエンジン「Tech 5」が利用されている。

RageのメインターゲットはPC版、PS3版、Xbox 360版であり、これらは2011年9月13日に北米で、15日に欧州で発売予定だ。そして、iPhone版は今年中にリリースされる予定。

Android版のリリースは現時点では決まっていないが、仮にゴーサインが出た場合はiPhone版をベースにしたもの、もしくは完全な移植になるものと考えられる。おそらくクオリティも同程度になる。FPSは人によって好き嫌いがハッキリ分かれるゲームジャンルの為、Rageに関心のない方も多いと思うが、ハイクオリティゲームのベンチマーク的存在としても価値あるものになりそうだ。

下の2つの動画がデモ。上はHD撮影されたもの。



【情報元、参考リンク】
AndroidGuys/id Software may bring Rage to Android

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