Facebook、Android版アプリをアップデート。ようやく本腰。機能改善が図られる

米Facebookは現地時間3日、Android向けの公式アプリ「Facebook for Android」のアップデートをリリースした。新バージョンとなる1.3では米Appleのスマートフォン「iPhone」向けアプリの機能にようやく近付き、実用性を増している。これまでのFacebook for Androidはお世辞にも利便性が高いとは言いがたく、ウェブブラウザを使ってFacebookのスマートフォン向けレイアウトのサイトを利用する方が便利だった。しかし、今回のバージョン1.3からはお知らせ（Notification）が画面下に表示されるiPhone版アプリと同じ形式に変更され、使い勝手が向上している。

そして、Android版特有機能も加えられた。メインメニュー下部に写真ロールのスペースが設けられたことだ。

これは友達ユーザーが最近投稿した写真や動画などが表示されるスペースだ。メインメニューが表示されるページのスペースを上手く活用した形になり、Facebookのヘビーユーザーにとっては便利になったと言えるだろう。

そして「受信箱」が「メッセージ」アイコンに変更になり、新たに「イベント」も加えられた。以前よりも馴染みやすい表記に変更され、基本機能の拡張が図られた。そして、「発言」、「検索」の為のボタンがメニュー上部に配置された。これも利便性を高めてくれる。

その他、各機能を細かくみていくと、基本的には前バージョンまでと大差ないため、大規模なアップデートとはいえないが、ウェブブラウザでFacebookのサイトにアクセスせずとも、日常使う分にはこのアプリだけで事足りるようになったと言っていいだろう。

あとは、お気に入りをメインページに追加できる機能などが加わると、より便利になるだろう。

いずれにしてもFacebookのAndroidアプリはiPhone版と比べて大きな差があったため、今回のバージョンアップは嬉しいもの。今後のバージョンアップにも期待したい。

なお、アプリはアップデート通知が来ていない場合でもAndroid Marketで「Facebook」と検索し、該当アプリを表示させることで自分でアップデート手順に進むことができる。価格は無料だ。