4日、日本経済新聞、朝日新聞、毎日新聞ら国内大手新聞各社はシャープの片山幹雄社長へのインタビュー記事を報じた。その中で、片山氏が年内に3D(立体)に対応したスマートフォンを発売する計画を描いていることが明らかになっている。対応端末は裸眼で立体視ができる液晶を搭載するだけでなく、3D写真を撮影することのできるカメラも備わる予定という。
裸眼立体視といえば、任天堂が開発を進めている携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」が大きな注目を集めているが、スマートフォンでも同様の体験を得られることになった。しかも、片山氏は3Dカメラ、3D液晶を搭載した端末を3Dテレビと繋がるようにすることで大きな相乗効果を生むことができると発言。加えて、韓国サムスン電子、米Appleの名を挙げ、裸眼3D液晶技術はライバルメーカーにはない大きな強みとしている。このようなスマートフォンを世界で販売することで海外市場での飛躍のキッカケの一つになると考えているようだ。
3Dに関しては同社はまず、テレビの拡販を目指している。朝日新聞に対して片山氏は「今月は米国、秋に欧州と中国、来年は東南アジアなどに投入する予定」と述べており、順次販売地域を増やしていく方針を示している。
そして、スマートフォンに関しては次のように述べている。
「裸眼で見られる3D液晶などの技術は米アップルや韓国サムスン電子にはないシャープの強みだ。3Dカメラや3D液晶を詰め込んだスマートフォンを世界で売り出し、3Dテレビとつながるようにすれば相乗効果も期待できる」
片山氏は携帯電話端末が独自に高機能化した日本市場が「ガラパゴス」の名で馬鹿にされてきたことも、そこで培ってきた技術が3D時代では武器になると語っている。
確かに裸眼3D液晶を搭載したスマートフォンがリリースされるのであれば、少なくとも注目されることは間違いない。問題は3Dコンテンツだが、シャープがどこまで豊富なコンテンツを揃えられるかが鍵になるだろう。また、選択するプラットフォームにも注目が集まる。任天堂の3DSに関しては、任天堂自体がレベルの高いゲームを数多くリリースできる強みに加えて、国内外含めて多くのゲームメーカーが参入を表明する強固な体制を構築している。
裸眼3D液晶搭載端末をヒット商品にするには3Dカメラだけでは不足と考えられるだけに、スマートフォン向けにどのようなコンテンツが揃うのかに大きな注目が集まる。
いずれにしても、期待したい商品になりそうだ。
【情報元、参考リンク】
朝日新聞/世界初の3D携帯電話、年内に発売 シャープ
Photo: MarkWallace.
*写真は3D液晶搭載スマートフォンとは関係なく、3Dのイメージとして掲載したものに過ぎません。
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