韓国サムスン電子がスマートフォン市場でのシェア拡大を目指して送り込んだ戦略機種「Samsung Galaxy S」のセールスが100万台を突破したことが朝鮮日報の報道から明らかになっている。同紙はGalaxy Sの世界市場での公式販売量が100万台を超えたことをサムスン電子が8日に発表したと報じた。一つ注意しなければならないのは「公式販売量」が指す意味だが、これは「韓国内での実売台数+海外への出荷台数」を示しているようだ。そのため、海外市場に関しては実際に一般消費者の手元に渡った台数ではないことになる。しかし、いずれにしても実売ベースでも100万台はすぐに突破するだろう。
同紙によれば100万台突破に掛かった期間は約4週間。サムスン電子は世界114の携帯電話キャリアとGalaxy Sの販売契約を結んでおり、現在までに30のキャリアが実際に販売を開始している。今後残る84のキャリアからも続々と発売される予定だ。国内ではNTTドコモが秋モデルとして販売する予定になっている。
日本国内でヒットするかどうかは、国内におけるサムスン電子のブランド力の弱さを考えると楽観視はできないが、もしも発売時からAndroid 2.2(Froyo)を搭載するのであれば、予約に走るユーザーは現時点での想定以上に増えるだろう。その後のセールスはPR次第、そしてブランド力次第になりそうだ。
いずれにしても、サムスン電子はAndroidスマートフォン市場で先行する台湾HTC、米Motorolaを追い抜こうとGalaxy Sに多大な力を入れている。
【情報元、参考リンク】
朝鮮日報/韓国製スマートフォンの反撃開始(上)
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