これによりNTTドコモが提供するISPのラインナップは一般携帯電話向けの「iモード」、スマートフォン向けの「spモード」、そして「mopera U」、「ブラックベリーインターネットサービス」の4つになる。サービスの提供開始時期は9月、月額使用料は315円。利用には申し込みが必要。
spモードのサービス概要は次の通り。
「『spモード』はより便利に、安心してスマートフォンをご利用いただくためのスマートフォン向けISPです。spモードをご契約いただくと、インターネット接続に加え、iモードと同じメールアドレス（@docomo.ne.jp）を使ったメールサービス、スマートフォンでコンテンツを購入される際の代金を毎月のドコモのケータイ料金と一緒にお支払いいただけるコンテンツ決済サービスがご利用いただけます。さらに、オプションサービスとして『メールウイルスチェック』、『spモードフィルタ』・『spモードフィルタカスタマイズ』のアクセス制限サービスをご利用いただけます」
概要に記されているようにspモードはスマートフォンでインターネットを利用する上で必要となる基本サービスがパッケージングされたものになる。インターネットを利用する対象端末ユーザーは基本的に皆が申込むサービスになると考えていいだろう。ただし、iモードメール（@docomo.ne.jpのアドレスのメール）やコンテンツ決済サービスなどを不要と考えるユーザーは「mopera U」のままでも構わないものとみられる。「mopera U」との兼ね合いに関しては不透明な部分もあるので、詳細確認次第改めて報告したい。
対象端末は5機種。Xperia（SO-01B）、LYNX（SH-10B）、dynapocket T-01B、T-01A 、SC-01Bだ。NTTドコモのAndroidスマートフォン第1弾である「HT-03A」は対象外になっている。HT-03Aユーザーは今後もインターネットを利用するには「mopera U」を使うしかない、ということになるだろう。
なお、14日から16日に東京ビックサイトで開催される「WIRELESS JAPAN2010」のドコモブースにおいて、spモードを先行体験できるため、時間のある方はそこで実際にチェックしてみることをオススメしたい。
サービス内容詳細は次の通り（報道発表資料より）。
＜基本サービス内容＞
■インターネット接続
スマートフォンでインターネットを楽しめます。ドコモマーケットやインターネットのホームページの閲覧、音楽やゲームなどのコンテンツダウンロードができます。
■メールサービス
iモードと同じメールアドレス（@docomo.ne.jp）を利用して、ドコモおよび他社のケータイやパソコンに文字や静止画、動画などを送ることができます。インターネットのメールアドレスを持っている人となら誰とでもメールを送受信できます。iモードで提供している絵文字、デコメール、メール自動受信にも対応します。また、メール使いホーダイにも対応予定です。
■コンテンツ決済サービス
スマートフォンでコンテンツを購入される際の代金を毎月のドコモのケータイ料金と一緒にお支払いいただけます。
＜オプションサービス内容＞
■メールウイルスチェック
メールを通して感染するウイルスから、スマートフォンを保護するサービスです。メールの送受信時にドコモでチェックを行い、ウイルスを検知した場合は即座に駆除します。
■アクセス制限サービス（spモードフィルタ・spモードフィルタカスタマイズ）
「spモードフィルタ」は、未成年の方がスマートフォンでインターネットを利用中に、出会い系サイトなどの有害サイトへのアクセスを制限するサービスです。制限対象カテゴリに該当するサイトを除いたサイトにアクセスできます。また、「spモードフィルタカスタマイズ」と組み合わせてご利用いただくことで、アクセス制限されるサイトやカテゴリの一部を保護者の方の設定により、変更することができます。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/報道発表資料
NTTドコモ/spモード発表資料
