NTTドコモは20日、今夏の携帯電話端末ラインナップの一つであるAndroidスマートフォン「LYNX SH-10B」を7月23日(金)に発売すると発表した。LYNXはシャープ製のスマートフォンで、NTTドコモが昨年発売したAndroid第1弾「HT-03A」や、4月1日に発売した「Xperia」とは完全に異なるタイプの端末になる。先の2機種がストレートタイプの標準スタイルを採用している一方でLYNXはクラムシェル型をとる。これにより、小型ネットブックのような使い方が可能だ。実際、同種の端末をシャープはau向けにもリリースしており、そちらの端末「IS01」は2台目需要をターゲットにしたものとして売り出されている。NTTドコモ向けのLYNXも同様に、他に別の端末を持ちつつ、インターネットやアプリの利用を快適に行う為にLYNXを使う、という使用パターンが想定される。
LYNXの製品発表自体は5月18日に行われ、その時点では7月の発売と見られていた。7月23日ということは基本的に予定通りのリリースとみてよさそうだ。
主な仕様はOSにAndroid 1.6を採用。5インチの大型高精細ディスプレイを装備。解像度が960×480なので、スクリーンを広びろと使うことが可能。また、HT-03AやXperiaなどの他のAndroidスマートフォンとの機能面での差異の一つとして、従来の一般携帯電話の定番機能となっているワンセグが搭載されている。また、ブルーレイディスクレコーダーとの連携機能やDLNAサーバー機能なども備わっている。
また、国内の大手SNSであるmixiのウィジェットや、電子辞書なども最初からインストールされている。HT-03AやXperiaと比べると国内の一般携帯電話ユーザー向けの機能が備わった端末になる。
なお、LYNXは携帯電話端末であるため、当然電話も可能だ。この場合はスピーカーホンを使って会話するか、イヤホンマイクを利用する。端末のサイズは148×83×17.8mm、重さは約230g。カラーバリエーションはホワイトとレッドの2種類。
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NTTドコモ/報道発表資料
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