そもそもGoogle TVは5月に米サンフランシスコで開催された開発者向けイベント「Google I/O 2010」でお披露目されたテレビ用プラットフォーム。Androidがベースになることから、Android Market上のアプリを利用することができる。さらに、テレビとインターネットとの融合がコンセプトであるため、ウェブサイトの閲覧、ウェブ上で展開されている動画サービスを含めた動画の横断検索、HTML5コンテンツの利用などが可能。Android搭載端末をWi-Fi経由でリモコン代わりに使うこともできる。加えて、Logitech RevueではiPhone用のコントロールアプリもリリースされる。iPhone、Androidスマートフォン、どちらからでもLogitech Revueをコントロール可能だ。
なお、Google TVプラットフォームはパートナー企業であるソニーからもセットトップボックスと内蔵テレビが発売される。内蔵テレビは「Sony Internet TV」の名で今秋発売予定。セットトップボックスはブルーレイディスクを内蔵した高機能モデルとして登場する予定だ。
Google TVのサービス開始時点ではソニーの「Internet TV」と「Logitech Revue」がユーザーの唯一の選択肢になる見込み。Internet TVはそれなりの価格になることが予想されるが、Logitech Revueは比較的安価で購入でき、既存のテレビに接続するだけでよいため、いい選択肢になりそうだ。
ただし、Google TVは現時点では米国以外でのサービス展開は未定。
下はLogitech Revueの画像(FCCの資料より)。
下は試験風景。
こちらはデモ映像。
現時点での主なスペックは次の通り。
- OS:Android 2.1
- CPU:Intel Atom 1.2 GHz
- 内蔵メモリ:4 GB
- 外部接続端子:HDMI 1.3(2つ)、USB(2つ)、S/PDIF、Ethernet (10/100/1000)
- Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n
【情報元、参考リンク】
Android Police/Google & Logitech Bringing Android To The Livingroom
FCC/Logitech Revue - 外観画像(PDF)
FCC/Logitech Revue - FCCラベル画像(PDF)
FCC/Logitech Revue - 内部画像(PDF)
FCC/Logitech Revue - 試験レポート(PDF)