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LogitechのGoogle TVセットトップボックス「Revue」の情報が徐々に明らかに

6月16日に製品名が明かされたばかりのLogitech製Google TVセットトップボックス「Logitech Revue」だが、FCCの資料から徐々にその姿が具体的に見え始めている。搭載されるOSはAndroid 2.1がベースとなり、CPUはAtom 1.2GHz、4GBの内蔵メモリを備え、HDMI端子とUSB端子はそれぞれ2つずつ装備される予定。依然として発売日、価格は未定だが、時期は今秋、価格は高くとも500ドル以下、これまでの多くのメディアの想定では300ドル前後ではないかと見られている。Google TVプラットフォームの第一弾セットトップボックスになる機器のため、大きな注目を集めている。

そもそもGoogle TVは5月に米サンフランシスコで開催された開発者向けイベント「Google I/O 2010」でお披露目されたテレビ用プラットフォーム。Androidがベースになることから、Android Market上のアプリを利用することができる。さらに、テレビとインターネットとの融合がコンセプトであるため、ウェブサイトの閲覧、ウェブ上で展開されている動画サービスを含めた動画の横断検索、HTML5コンテンツの利用などが可能。Android搭載端末をWi-Fi経由でリモコン代わりに使うこともできる。加えて、Logitech RevueではiPhone用のコントロールアプリもリリースされる。iPhone、Androidスマートフォン、どちらからでもLogitech Revueをコントロール可能だ。

なお、Google TVプラットフォームはパートナー企業であるソニーからもセットトップボックスと内蔵テレビが発売される。内蔵テレビは「Sony Internet TV」の名で今秋発売予定。セットトップボックスはブルーレイディスクを内蔵した高機能モデルとして登場する予定だ。

Google TVのサービス開始時点ではソニーの「Internet TV」と「Logitech Revue」がユーザーの唯一の選択肢になる見込み。Internet TVはそれなりの価格になることが予想されるが、Logitech Revueは比較的安価で購入でき、既存のテレビに接続するだけでよいため、いい選択肢になりそうだ。

ただし、Google TVは現時点では米国以外でのサービス展開は未定。

下はLogitech Revueの画像(FCCの資料より)。




下は試験風景。


こちらはデモ映像。


現時点での主なスペックは次の通り。
  • OS:Android 2.1
  • CPU:Intel Atom 1.2 GHz
  • 内蔵メモリ:4 GB
  • 外部接続端子:HDMI 1.3(2つ)、USB(2つ)、S/PDIF、Ethernet (10/100/1000)
  • Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n

【情報元、参考リンク】
Android Police/Google & Logitech Bringing Android To The Livingroom
FCC/Logitech Revue - 外観画像(PDF)
FCC/Logitech Revue - FCCラベル画像(PDF)
FCC/Logitech Revue - 内部画像(PDF)
FCC/Logitech Revue - 試験レポート(PDF)

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