中国のPCメーカー、Lenovoが年末を目処にAndroidを搭載したタブレット端末を中国でリリースする計画を持っていることが明らかになっている。端末名は「LePad」。搭載OSはAndroidだが、バージョンは不明。PCWorldはこれらの計画は同社のシニアバイスプレジデントを務めるLiu Jun氏の発言からわかったと伝えている。Lenovoと言えば、5月17日に通信事業者中国聯通向けに「LePhone」を発売したばかり。LePhoneは発売から数日で販売台数が10万台を超えるヒット商品となり、年内に100万台のセールスを目指している。
このLePhoneのヒットに続けとばかりに、今度はタブレット端末を投入する。
端末のスペックは現時点では全く見えていないが、3G対応でハイスペックであれば非常に魅力的なものになりそうだ。なお、LePadはもちろん米AppleのiPad対抗品になるわけだが、Lenovoと言えば先日興味深い話が経営陣から出たばかりだ。同社の会長を務めるLiu Chuanzhi氏は7月4日、英Financial Timesに対して次のように述べていた。
「スティーブ・ジョブズ氏が短気で、中国市場に大した関心を持っていないことは、我々にとって幸運だ。Appleが中国の消費者に対して、我々と同じくらいの力を注いでいたら、我々は大変なことになっていただろう」
米AppleのiPhoneは中国では販売が伸び悩んでおり、苦戦している。状況は改善の兆しも見えていない。それだけに、Lenovoにとっては攻勢に出る最大の商機なのだろう。LePadがどのようなタブレット端末になるのか興味深い。
【情報元、参考リンク】
Phandroid/Lenovo Launching LePad Android Tablet This Year
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