台湾の携帯電話端末メーカー、HTCは6日、2010年第2四半期の業績を発表した。本四半期の営業収益は前年同期比58%増となる605億NTドル(約1,637億円)。また、6月の単月営業収益が過去最高を更新したことも明らかになっている。6月の営業収益は238億5,800万NTドル(約646億円)で、前年同月比で67%増だ。本四半期の純利益は86億4,100万NTドル(約234億円)。HTCの成長振りは素晴らしく、IntoMobileによれば4月に関しても一ヶ月間で450万台の端末を売り上げているという。
同社の快進撃を語るにはAndroid市場の急成長も忘れてはならない。
最近だけでもHTCは「HTC EVO 4G」「HTC Droid Incredible」「HTC Desire」などのヒット商品を生み出しており、世界的に好調なセールス推移を見せている。さらに、同社がAndroid市場で現在のリーダー的ポジションを得られているのは、彼らがAndroidのスタート時から参加していたことが挙げられるだろう。2008年に登場した「HTC Dream」以降、非常に数多くの端末を継続的にリリースしてきた。中でもセールス的には失敗だったが、存在感は抜群だったGoogleブランドの端末「Nexus One」の存在も大きい。「Nexus One」の開発を担当したことでAndroid市場におけるHTCのブランド力は完全に確立されたといっていいはずだ。
日本国内においてもNTTドコモ向けに昨年「HT-03A(HTC Magic)」を、今年の4月下旬にソフトバンク向けに「X06HT(HTC Desire)」を提供している。
今年後半に向けても数多くのハイスペック端末のリリースが噂されており、すでに多くの注目を集めている。冬以降のモデルで多数のスマートフォンをリリースする予定のNTTドコモ向けにも何らかの端末が用意されている可能性がある。
おそらくAndroid市場の成長が続く限り、HTCも同じように成長曲線を描き続けるだろう。
とはいえ、実際にはそう簡単ではない可能性もある。初代「Droid」を大ヒットさせた米Motorolaは強大なライバルだ。今月、来月と立て続けに「Droid X」「Droid 2」をリリースする。さらに韓国Samsung、LG、台湾AcerなどもAndroid端末、そしてスマートフォンに力を入れている。ソニー・エリクソンもラインナップ拡充に動いている。加えて国内メーカーもAndroid端末の開発に乗り出している。HTCにとっては数多くのライバルが立ちはだかる厳しい環境が訪れることになるだけに、今後については予想できない。
それでもHTCは今年後半にリリース予定である米MicrosoftのWindows Phone 7でもキープレイヤーになる可能性が高い。
いずれにしてもスマートフォン市場でHTCの躍進は続きそうだ。
【情報元、参考リンク】
Androinica/HTC Reports Big Profits, Thanks to Android
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